河村容治のインテリアコラム 今から学ぶ、インテリアコーディネート・トレーニング

第11回 インテリアアクセサリーの活用

インテリア空間の中には、立っているときや椅子に座っている時に自然と視線が集中する場所(フォーカルポイント)があります。そのような位置にインテリアアクセサリーを配置することで、効果的に部屋をセンスアップすることができます。小物や添景を上手に活用し、豊かなインテリア空間を演出しましょう。

リビング

  • アクセサリー配置前

    インテリアスタイルに合う家具や照明器具は配置されていますが、どことなく寂しい印象で、生活感がありません。
  • インテリアアクセサリー配置前
  • アクセサリー配置後

    視線が集中する壁面(フォーカルポイント)に絵を飾ることにより、空間にメリハリが出ます。その他にも、クッションや観葉植物、生活用品などを配置することにより、ライフスタイルがイメージできるようになります。
  • インテリアアクセサリー配置後



ダイニング

  • アクセサリー配置前

    家具だけが整然と並んでいますが、家族のにぎわいが感じられません。
  • インテリアアクセサリー配置前
  • アクセサリー配置後

    テーブルの上に食材などの小物を配置することで、そこに人がいるかのような気配を演出することができます。アクセサリーも色々なところに配置してしまうと逆に雑然とした印象になってしまいます。目線の行きやすい場所に集中してバランスよく、効果的に配置することがポイントです。
  • インテリアアクセサリー配置後


作者プロフィール

河村容治(かわむらようじ)

元東京都市大学 都市生活学部教授 博士(美術)、一級建築士、日本インテリア学会理事 CAD/CGによるインテリアデザイン教育に力を注ぐ

主な著書

「インテリアデザイナーNeoによる 一歩先行くインテリアプレゼンテーションテクニック」(共著・メガソフト)/「3DマイホームデザイナーPROで学ぶインテリアコーディネートトレーニングブック」(BNN)/「3Dインテリアデザイナーによるインテリアコーディネート入門」(技術評論社)など多数

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