分かりやすく簡単に。イラストで解説!
第10回 道路斜線 ~応用編(高低差緩和)
道路斜線の高低差緩和とは
- 道路斜線の高低差緩和とは、「道路面」が「敷地の地盤面」よりも1m以上低い場合の緩和措置のこと。
- 道路面より地盤面が高い場合、建築可能面積が少なくなってしまうので、この緩和措置がある。
- その高低差から1mを引き、残りの1/2だけ道路面が高い位置にあるものとみなして、道路斜線を算定する。
では、『高低差緩和』について図で説明するよ。
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地盤面が道路面より低い場合も緩和されるの?

その場合は通常の考え方と一緒で道路の高さからの斜線だよ。

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地盤面と道路面との高低差が1m以上ある場合に適用されるよ。
高低差から1mを引き、残りの1/2だけ道路面が高い位置にあるものとみなした「緩和道路面」から道路斜線を引くよ。
例えば、高低差が1.8mの場合
(1.8-1m)÷2=0.4m
0.4m道路が高い位置にあるとみなして、道路斜線スタートになるんだ。