MIFES 9は旧バージョンです。最新版の「MIFES」をご検討ください。
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お茶とおやつ持参の女子会とは打って変わって、ノートやノートPCを持って集合した面々。
メガソフトの男・女色を垣間見たところで、座談会スタートです。
(参加メンバーには事前にMIFESに関するアンケートを行っています。それも見ながら進めさせていただきます。)
――どういうことによく使うかをお聞かせいただきたいなと。
Uコードを書くのに使ってます、仕事柄。C++とかを使ってコンパイルしないといけないものはVisual Studio、逆にそれ以外はMIFESというかんじで使い分けてます。
――主にコーディングがメインなんですね。あまり使わない機能に「ファイラ」って書いてますけど…初めてみました、この名前。
Z今はリストウィンドウが代わりになってますね。
UMIFES 9でリストウィンドウがらみの開発をしたので使うようになりました。
最近気づいたんですけど、MIFESのオートインデントがちょっと変。
――ちょっと変?!
U関数でカッコを書いたときに、次の行に行こうとすると…
Visual Studioはカッコに対してインデントを合わせてくれる。
Zあー…要望として承っておきます。Wordとかのオートインデントは直前の行の頭に合わせるので、どっちがいいかは決められないですね。
U確かに昔こういうインデントで書く人はいたことはいた。ふつうはこうは使わないかも。
――つい最近までオートインデントの機能があることを知らなかったので、前回の座談会でもけっこう盛り上がってました。
U最近Javascriptで書く機会が増えて
ZそれをMIFESで?
Uそうですね、あとPerlとか。
――では、Tさん。
Tバイト制限があるデータがあるんですね。128とか256の。事前にMIFESで何バイトかを見てから転記するのに使ってます。
あと、グローバル検索ですかね。ファイルの中身を覚えてなくて、Wordなのかなんなのかどのファイルに記載したのかを忘れてて、グローバル検索することがあります。
――Wordの中もちゃんと検索できます?
Tだいたいいけますよ。全部は取れないだろうけどテキスト部分もありますもんね。
Zそうですね。
T昔はHTMLの編集で、置換やってひどい目に遭ったことが…置換やったらシステムのページが動かなくなった。
全員(爆笑)
Uそれ、MIFESが悪いわけじゃなくて、Tさんの入れ方が悪いんでしょ(笑)?
Zでも多かれ少なかれみんなやってます。
――私もグローバル置換失敗したことあります。その時どうしたんですか?
Tバックアップを1コ1コ戻した。
Uそういうときはバックアップ取っとかないと。
――もう山ほどフォルダあるし、どこのファイルかわからんしと思って…
Zそういうときこそバージョン管理。
――そう。バックアップ取ったら3時間くらいかかりそう。
Tあとは、設定ファイルのテキストをいじるのに使ってます。
UわざわざMIFESを使うのは軽くていいからってこと?
T起動が早いから。あとは出張報告をMIFESで書いてますけど、なんでかって言われると答えられないんで…「テキストで書くとき=MIFESで書く」っていうふうにしつけられたんで。
――Nさんけっこう長いこと使ってますよね。
Nもうすぐ20年…
――おめでとうございます(笑)
Nありがとうございます(笑)
U社歴と大体一致するっていう。
N使ってるのはHTMLとかJavascriptとかPHPとかを見たり、ちょっと書き替えたり、置換したり。あとconfとかini類。
Zconf?
N設定ファイル。あとは…ふつうに文章のテキストファイルを見たり、バイナリ開いてヘッダファイル見たりとか、ログ解析するときに開いたりとか、あとオンラインショップでリストファイル作ったりとか。
――リストファイル作る手順すごかったですね。一回教えてもらったときに、データの都合上MIFES行ってExcel行ってまたMIFES戻ってきてみたいな。
Zユーザー訪問行っていいですか(笑)
Nどうぞ(笑)
なんで使ってるかというと、まず速いから。慣れてるから速いっていうのもあるけど、起動や操作するときに速い。
あと、他のソフト使うと余計なことしたりいらんことしたりすることがあって。特にCSVだとExcelで保存すると勝手にダブルクォートをつけたりして、勝手に変えられるのが嫌なんでエディタ使ってる。
あとは、箱型でカット/挿入ができるソフトってなかなかないんで、そのへんは便利かな。
Z今日の午前中にユーザー訪問行ってきたんですけど、その方も「箱型のコピペができたからMIFESにした」って言ってはりました。
U昔の固定長のテキストを編集するときとかね。
[実演]箱型編集
箱型(四角形)に選択した範囲内の移動/コピー/貼り付けができます。
表組みのテキストなどに便利で、箱型に選択した範囲内だけでの編集もできます。
Nあとは文字コード調べるとき。ファイル自体の文字コードがなんなのかとか。改行コードがどっちか調べたりとか。
T僕も使ったことあるわ。
Nログだったらパートパートで切り分けたいので、タブで区切られてたらそこをカンマに置き替えてCSVにしてAccessに持っていきやすいようにプレ加工みたいなことをするんだけど。それがきれいな切れ目じゃないことが多くて、ハイフンの次にタブが来るとか何パターンか組み合わせてだーっと区切っていく。そういうのが柔軟にできていいかなと。
あとはレアケースだけどバイナリ壊したりするとき。
Z何のために?テスト用に?
Nそうそう。ちゃんとチェックできてるかとか。ブラウザとかファイルタイプだけじゃなくてヘッダー見てるのとかあるから、そこを書き替えたり。
――Nさん、だいぶMIFES使いだと思う。
Zさすが20年。
UNさんが一番使用頻度高そうだな。
T僕もWeb関連の仕事のときはけっこう使ってた。DreamWeaverとか勝手にNameタグを書き替えたりして、後で全部見ないといけないからそういう時に使ってましたね。
UHTMLエディタで作ったものをちょっと編集するのにエディタってよく使ってたけど、最近はHTMLの構造がそれじゃ済まなくなってきてる気がする。
ZHTMLエディタで作ったら、変なところに改行が入ったりしてソース的に気持ち悪くてMIFESで編集しちゃったりする。
――ちょっとHTML直すんだったら、MIFESのほうが断然速いですよね。
Nあとあえて言うと、ファイル比較したり置換したりgrepかけたりって、それぞれいろんなツールがあって。単体ツールのほうが速かったり機能的に上だったりするけど、MIFESはオールラウンダーでなんでもできる。だから結局MIFES立ち上げて、うまくいかなかったりめんどくさいなと思ったら単体ツールに切り替えてやる。オールラウンドってところは大きいかな。
――では次、Wさん。
W僕はふつうに原稿。
Zニュースリリース原稿ですか?
Wあらゆる原稿です。ニュースリリースしか書いてないわけじゃないですよ(笑)
――ホームページの原稿はテキストでもらえると大変ありがたいです。コピペしやすいんで。
Zでも改行入れるとこがややこしいって、言ってはりましたよね。
W改行の場所???
――Wさん、改行入れてくれてるから大丈夫。コピペするときは全部改行取ってからしますから(笑)
Wえ?改行ないほうがいいですか?
――話の流れは改行があるほうがわかるんですけど、Webはどこで折り返すかは閲覧環境に依るんで、一回改行取ってあとで入れ直します。
Wなるほど。
改行を一括で付けたり消したりできるのは、結構便利ですね。ニュースリリースで、メールで出すときは改行がないとおかしなことになるんで付けるんですけど、リリース用Webサイトの登録フォームに入れるときに改行が入ってるとけったいなことになるんですね。そのときは改行取ります。
Z改行取るのは1コ1コ手作業ですか?置換しちゃってます?
Wがさっと行末改行削除かな?「改行の削除」っていうのが…
Zあー「改行文字の削除」。文書整形ですね。[ツール]-[文書整形]のメニューでは真ん中よりちょい下くらい。
[実演]改行文字の削除
改行文字を削除します。ただし空行(改行だけの行)、直前の改行や空行の改行文字は削除しません。
文書整形には、この他にも「半角→全角」「大文字→小文字」など、全部で27個の整形変換機能があります。
Wと、文字数カウントはよく使いますね。それと…テキストロンダリング!!
全員???
――何ですかそれ?!
Wマネーロンダリングから来てるんですね。汚れたお金を綺麗にする。汚れたテキストを綺麗にしてくれる。
Zえ?どんなんですか?
WMicrosoft系のソフトでコピペをしようとすると、あっちこっちで余計なこといっぱいしてくれるじゃないですか。PowerPointからExcelにテキストをコピーしようと思ったら、フォントとか属性ごと持ってきて「ムカッ」とするじゃないですか(笑)。一旦MIFESにペーストしてもう一度コピペすると、きれいにただのテキストで行ってくれたりする。
Tそれ僕もよくあります。ホームページ上の表記をコピーしてそのままExcelに貼り付けると変になるから、一旦MIFESに落としてからもう一回コピペする。
Uものすごい贅沢な使い方(笑)
Yなんかスタイルが付いちゃうんですよね。
――たぶんよきに計らってくれてるんですけど、「いやいやいや!もう設定してるからいいし」と思う。
Z「欲しいのはテキストだけやし」って。
Wテキストロンダリングですよ。
Z新語でしょうか?
W先ほど作りました。
Wあとは唯一変わってるのが、索引テキストのgrep検索。これはあんまりやってる人がいないというか…他に応用の利かない話なので(笑)
Zそれは、索引テキストのジャンプ先はテキストファイルなんですよね?
W1ファイルにがーっと索引が入ってるんですよ。で、気になるキーワードでgrepをかけるとリストウィンドウにだーっと並ぶので、別にジャンプはしなくてもよかったりするんです。「いついつの何何」というのがそこでチェックできればそれはそれでいいんですけど、これが便利なときは「アイデア」とか「気づき」というタグを付けてる行が並んだときに、「あーこんなつまらんことを思いついてた」など人生を反省するために…
全員(爆笑)
W便利なんですよ。2年に1回くらい便利なときがある。めったにやらない(笑)
――まー振り返るときですもんね。
ZWさんデータベースですね。
W僕のライフログがそこにすべて…
――MIFESをそれに使ってるってあんまりないかもしれない。
W「一冊ノート術」の本書いた方は、テキストエディタでそうやってgrepかけてるって。MIFESじゃなかったですけどね。でも「これは使えるな」と思って。
Z全部資料をテキストで残してて、grepでそれを探してっていう人は結構いてはるんですよ。それと一緒ですよね。
Wそういうことです。
――じゃあYさん、どうぞ。
Y僕は学生のときMIFESを使ってて。レポートとか論文とか書くときにTeXっていう形式で書いてたんですけど、それテキストなんです。
研究室にあったのでそのときからずっとMIFESを使っていて、いろんなエディタを試したんですけど、一番しっくりくるなと。
開発環境があるんで、今はあんまりプログラムをMIFESで一から作るってことはないですけど、クリップボードで「このソースコードはあとで必要だから」と思ってMIFESに貼り付けておいて、ちょっと編集して持ってきたりとか。
Uメモ代わりかー。
Yメモ帳で一回やってたんですけど、なんか戻れないんですよ。アンドゥの回数が1回か2回かしかできなくて。MIFESは起動が早いし。
Z単に置いておくだけじゃなくて、そこでなんかちょっといじくって…
Y編集したり、並べ替えたりして、たまに変数とかを置換したり。
僕もWさんみたいにいろいろメモを取っていてフォルダに貯めておいて、あとで必要な時にgrepで情報を見たりしますね。あとはソースコードのフォルダの中を「同じような処理ないかな?」とgrepして探して、参考にします。
――ソースコードの中でgrepするときは、何を探すの?
Y関数名ですね。同じ関数のところで同じような処理やってないかとか探しますね。
Z(アンケートを見て)なのに、「C関数定義の検索」はあまり使わないんですね(笑)
Yあの…使ったことがないので、ちょっと…。使ってみればいいんですけど、機会がなかったです。
Uそういう時って、見つかったところの前後の行も一緒に表示したいときあるよね。今は見つかった行しか出てこないけど。その前後も見たい時がたまにある。
Z何行くらい見えたらいいですか?今は見つかった行が出てくるんだけど、3〜5行くらい?
Uそうだね。カーソル持っていったらポップアップみたいに出るのが一番いいね。
Z要望ってことで…(笑)。なんかできそうだけど。確かにその行だけだと何してるかわからないですもんね。
Uどれくらいのスピードでできるかだな。