「福祉・保育」素材を追加した病院のレイアウト＆シミュレーションソフトの最新版を公開

メガソフト株式会社は、自社が開発する医療・福祉施設レイアウト＆シミュレーションソフト「3D医療施設デザイナー」の最新版を2023年10月5日に公開しました。

「3D医療施設デザイナー」は躯体の作図、建具の配置、立体化機能を備え、実在メーカー製の医療機器・什器・家具などの3D素材を多数収録した建築3Dソフトです。（製品機能は下記をご参照ください）
この度公開した最新版では、3D素材のカテゴリに「福祉・保育」を新設し、要望の多かった医局向け・病棟向けの機器・什器類と合わせて262点を追加搭載しました。

これにより、医療施設はもちろん、介護施設、保育施設、幼老複合施設、また、小児病棟の保育エリアや緩和ケア施設の増設やレイアウト検討など、これまで以上に活用範囲が広がりました。

（※ユーザーには最新プログラムを無償アップデートにて提供します。）

10月11日より開催の展示会では「医療施設デザインに3DCG／VR活用」を提案

よりよい医療施設を作るためには、医療スタッフと建築のプロ、双方の目線での計画・検討が必要です。しかし、医療スタッフは設計のプロではないため、図面やパース画像では作業効率や動線の良し悪しの判断はむずかしく、建築設計者も医療のプロではないため、医療スタッフの行動をすべて理解することもまたむずかしいことです。

そこで、医療のプロと建築のプロが同じ目線で話し合いながら医療施設を作る手法として、メガソフトは「3DCG／VR活用」を提案してきました。図面やパース画像から想像するのではなく、3DCGやVR空間で、今まさに作ろうとしている空間を共有する体験型のプランニング手法です。

10月11日より開催のメディカル ジャパン 東京・メガソフトブースでは、医療機器や家具の配置検討ができる3DCGソフト「3D医療施設デザイナー」の最新版と、同製品で作成した医療施設の3Dイメージに没入できる「メガソフトVRソリューション」を出品、来場者にメガソフトが提案する医療施設デザインの手法を、実機で体験いただきます。

▼3D医療施設デザイナーで作成した医療施設の3Dイメージ。VRではこの世界に入って空間を体験できます。
　

＜展示会概要＞

3D医療施設デザイナーの主な機能

医療・福祉・保育施設のプランニングはもちろん、完施設関係者（施主）と完成イメージを見ながら打ち合わせが可能、その場でプランの修正も可能です。
以下は、3D医療施設デザイナーの主な機能です。

・病院、診療所、福祉、保育施設の躯体作図。CADデータを読み込み躯体図へ変換も可能
・ゾーニング計画のためのフロア、ゾーン、エリア、スペースの明示が可能
・外構（駐車場、スロープ、擁壁、植え込み・花壇、フェンスなど）の設計・デザイン機能
・電源、ガス、水栓、空調、セキュリティ・防災などの設備記号を収録
・配置した医療機器・家具類の数を集計してEXCEL・CSV書式の見積資料を作成。
・外部データベース上の備品情報とレイアウト図上の備品（パーツ）をID番号で紐づけて、備品管理にも利用可能。

・メーカー製品を含む住宅用、集合住宅用、施設用建具（ドア・窓）の3D素材を収録
・メーカー製品を含む医療機器・什器、家具、家電、照明器具、各種小物類の3D素材を収録
・メーカー製品を含むテクスチャ（壁・床・天井・敷材・カーテン地など）を収録
・各種3D素材・テクスチャをマウスで配置・設定。3D素材を移動・コピーしてレイアウト図を作成
・医療機器・什器、家具などの3Dモデルデータを取り込み3D素材として登録が可能、ポリゴン数削減機能も実装
・収録している医療機器・家具類をアレンジしてオリジナル3D素材の作成可能
・形状作成機能でオリジナル3D素材を作成可能
・リピート画像（jpg、png形式）をテクスチャとして登録可能（テクスチャ作成ウイザード）

・1クリックで立体化。

・3Dイメージを確認しながら医療機器・家具類（3D素材）を追加・変更・移動・コピーなど編集が可能
・3Dイメージ内でテクスチャ（壁・床・天井・敷材・カーテン地など）の変更が可能
・視点位置、注視点、画角を変えてあらゆる方向・角度で室内外を確認
・移動ルートを指定して室内を歩き回れるウォークスルー機能を搭載
・昼・夕・夜を切り替えて室内外の日照イメージを再現、季節・所在地設定により室内の日当たり推移も動画で確認可能
・平面図、3Dイメージ内に寸法を表示、距離測定機能も搭載

・プレゼン資料をオリジナル書式／PowerPoint書式で作成可能
・高画質パース、高画質ウォークスルー動画、360度パノラマ画像に出力可能
・スマートフォンアプリ「イエクラウド」活用でソフトを持たない関係者と完成3Dイメージを共有可能
・「イエクラウド」のAR機能で、機器や家具をお試し配置
・GLBファイル経由でメタバースにアップロード
・データ変換不要でVR体験が可能（別製品・メガソフトVRソリューションによる）
・各種データ形式に出力が可能（DXF、DWG、3DS、RIK、GLTF、GLB、OBJ、FBX、KMZ、VRML、M3D他）

その他、製品については、下記ページをご参照ください。
http://www.megasoft.co.jp/3dmed/

【参考】医療施設向け製品の経緯

＜医療施設向け3Dソフト、これまでの製品経緯＞
当初は自社製品（オフィスデザインソフトや住宅デザインソフト）に医療用素材を追加してニーズに対応、医療・福祉施設に関する情報とユーザーからの要望を収集し、製品開発に着手しました。

（※行末のアイコンより各ニュースリリースページへジャンプします）
　2006年08月　「３ＤオフィスデザイナーＰＲＯ２ 医療福祉版」を発売　
　2010年03月　 3Dマイホームデザイナー専用の＜クリニック＞素材集を新発売　
　2014年08月　「3D医療施設プランナー」新発売　
　2016年10月　「メガソフトVRソリューション クリニックエディション」を発売　
　2017年06月　 医療施設の国際展開事業（一般社団法人Medical Excellence JAPAN）に3D技術で参画　
　2018年10月　「3D医療施設デザイナー10」を新発売　
　2020年07月　「3D医療施設デザイナー11」を新発売　
　2021年10月　 メーカー製透析施設、手術室向け医療機器の3D素材を追加　
　2023年10月　 福祉・保育施設用3D素材を追加（本リリース）

＜医療関連企業の活用事例＞
　クリニックの見せ場・待合室のパース提示で成約率がアップ（アトリエ　ケイ・アーツ建築設計事務所様）
　技術力を3Dで『見える化』する（アイティーアイ株式会社様）
　VRは病院開設前に運営シミュレーションまでできるんです（一般社団法人Medical Excellence JAPAN様）
　VRは安全・安心で淀みのない診療施設の提案に必須のツールです（第一医科株式会社）
　変革し続ける薬局業界に、VRで的確な設計提案を！（株式会社タカゾノ様）

製品概要

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