導入事例・インタビュー Introduction & Interview
技術力を3Dで『見える化』する
アイティーアイ株式会社 円城寺氏

アイティーアイ株式会社

執行役員/ME技術部 部長 円城寺 喬氏

アイティーアイ株式会社は、九州一円をカバーする医療機器ディーラーです。
同社の強みは、先端医療機器の販売だけでなくメンテナンスまでできる技術力。
その技術力を3DCGとVRで『見える化』することのメリットについて、福岡県にある同社の研修センター Medical I-Tech Stationで、円城寺 喬氏にお話を伺いました。

導入効果Conversion

  • 先進の研修施設の「技術力」を3Dで『見える化』
  • 施設の広さ感、患者への配慮、医療スタッフの視点、すべてに有用
  • 医療機器だけでなく、空間全体の提案に威力を発揮

自社の強みである「技術力」を3Dで見せる

− 御社が3Dを営業に取り入れた理由は?

他社がやっていなかったからです。だから差別化ができるし、付加価値もたかまるな、と。
当社の強みは、機械の提案から設置・メンテナンスまでできる技術力です。それを『見える化』するために、3Dデザイナーシリーズを導入しました。
自作した人工透析装置の3Dパーツを使ったパースを見せれば、ドクターやナースも「なるほど!」と直感的に納得されます。


円城寺氏が作成した透析センターのイメージパース(鳥瞰イメージ)


技師、医師、看護師、患者、それぞれの視点に配慮

− 3D提案の「納得」ポイントは?

透析装置の場合、一つは機械室のスペース感ですね。機械を置いた時の動線はどうか、どういった広さ具合になるかを実際に見てもらえる。 もう一つ、透析室の場合は、カラーリングとかベッド間隔とかを含めて、3Dで空間を見てもらうことが非常に有効です。
穏やかに治療を受けられる空間か、感染予防や緊急時にスタッフが対応できる配置間隔かを実感してもらえます。

あと、2Dではなかなかわからない死角に気づけることです。3Dなら「この柱があると患者の顔が見えないな」とわかってもらえます。

また、「光」の提案もポイントで、患者さんは4時間以上かかる透析中、ずっと寝ているので、よく「まぶしい」と言われるのです。そこで、間接照明を使った提案を3Dで体感してもらっています。



【透析機械室】            【透析治療室の3Dパース】


VRなら当事者目線で空間を確認できる

− メガソフトVRソリューションを導入した理由と効果を教えてください。

3D提案のさらなるステップアップと、福岡研修センターリニューアルの「目玉」としてメガソフトVRソリューションを導入しました。
ここでしかできない体験を用意することで、いろんなお客様に来てもらえるということですね。


同社の福岡研修センターMedical I-Tech Stationのレイアウト。
このパースも円城寺氏が作成したもの。VRソリューションが常時スタンバイしている。


VRは、天井の高さや死角の有無も、実感としてわかってもらえますので、来場いただいたお客様は、みなさん感動されますよ。
3Dパースで見てもらったものが、ここに来ていただいたら空間として体験できますので。
日本の医師や看護師のほか、海外から研修にきているスタッフの方も、日本のディーラーの最新提案手法として、非常に感動してもらっています。


バーチャルエリアで3Dシミュレーションを行う円城寺氏

VRなら空間の広がりまでその場にいるように体験できる。

先日は、事務部門の方がVR空間に置いた家具の色やデザインを気に入られて、「この提案のままでぜんぶ導入したい」とおっしゃっていただいたことですね。これまでだと事務機などは後まわしになることが多いのですが、一気に決まりました。

VRのおかげですね。

− 本日はありがとうございました。

【参考】アイティーアイ株式会社のVR導入効果について、もっと知りたい方はこちらの動画もご覧ください。