カラーコーディネートの配色パターン
20世紀のアメリカの色彩学者 J.B.ジャッドが、研究した様々な色彩調和論から共通する原理を4つにまとめた「ジャッドの4原則」。
その2つめは「親近性の原理」です。「なじみの原理」とも呼ばれています。自然界の景色など日常で見慣れている色彩は調和するという原理です。
その2つめは「親近性の原理」です。「なじみの原理」とも呼ばれています。自然界の景色など日常で見慣れている色彩は調和するという原理です。
2. 親近性の原理(なじみの原理)
ナチュラル・ハーモニー配色
隣接色相か類似色相の組み合わせで、明るい色を黄色っぽく、暗い色を青っぽくすると自然に調和する配色方法です。
自然界の色の見え方は、光が当たって明るい部分は黄色みがかって見え、影の部分は青みがかって見えます。色相環でも黄色が一番明るく見え、青紫が一番暗く見えます。
これと同じように、黄みに近い暖色系の色は明るく、青紫に近い寒色系の色は暗くすることで自然と落ち着いたインテリアになります。
コンプレックス・ハーモニー配色
ナチュラルハーモニーとは逆に、自然界の色の見え方に反して、黄みに近い暖色系の色を暗めに、青紫に近い寒色系の色を明るくした配色です。
「コンプレックス」とは「複雑な」という意味です。
自然界では見慣れない配色なので「不調和の調和配色」とも言われています。
矛盾しているようですが、意外性があり新鮮な印象を与える配色です。