カラーコーディネートの配色パターン
その一つ、「秩序の原理」は色相環上で規則的に、または幾何学的な関係にある配色は調和するという原理です。
1.秩序の原理
色相環で向かい合う反対の色(補色)を組み合わせる方法です。
「コンプリメンタリー配色」とも言います。
お互いの色を引き立てる色同士なので、店舗デザインなどでメインカラーを引き立てるのに効果的な配色です。
特に高彩度の補色同士はコントラストがはっきりしてインパクトがあるので、居室インテリアに取り入れる場合は、落ち着かない印象にならないように気を付けましょう。
色相環を正三角形で3等分した位置にある3色を組み合わせる方法です。
バランスが良く、明快で安定感のある配色になります。
高彩度の3色をインテリアに取り入れるとコントラストが強すぎて、賑やかな印象になります。
落ち着いた空間にするならトーンを抑えた組み合わせにしましょう。
色相環で隣り合う色を組み合わせる方法です。
近い色の組み合わせなので、グラデーションが作りやすく調和がとれた配色です。
アナロガス配色は類似した色の組み合わせなので、お好きなカラーやテーマカラーをインテリアに取り入れやすいでしょう。
また、視覚的に柔らかい雰囲気をつくることができます。
基準色とその補色の両隣に位置する2色を組み合わせる方法です。
ダイアード配色と近い配色ですが、補色の関係ほど奇抜にならず、調和がとれた印象になり、コントラストを少し柔らかく見せることができます。
色相環を正方形に4等分した位置にある4色を組み合わせる方法です。「スクエアカラー」とも言います。
2組の補色の組み合わせなので、カラフルで変化に富んでいます。
色相環を長方形に4分した位置にある4色を組み合わせる方法で「レクタンギュラー」とも言います。
2組の補色の組み合わせなので、カラフルで賑やかな印象になります。
色相環を正五角形で5等分した位置にある5色を組み合わせる方法です。
もしくは「トライアド配色」の3色に、白と黒を合わせた5色で「ペンタード配色」としています。
色数が多いので、賑やかな印象になります。白と黒を合わせた配色は空間を引き締める効果があり、モダンで都会的な印象を与えます。
色相環を正六角形で6等分した位置にある6色を組み合わせる方法です。
もしくは「テトラード配色」の4色に、白と黒を合わせた6色で「ヘクサード配色」としています。
赤系、橙系、黄系、緑系、青系、紫系から六つの色をまんべんなく含むため、変化にとんだ印象になります。