文字コード


MIFES 9の文字コード対応状況

MIFES 9は、中国語、韓国語をはじめ、シフトJISにないUnicode特有文字もそのまま表示・編集が行えます。

ファイルを開くときには、どの文字コードで開くかはファイルの先頭部分から自動判定しますので、通常は特に文字コードを意識することなく使用できます。

ファイルの保存時には、文字コードと改行コードを指定でき、文字コードにUnicodeを指定した場合はBOMの有無も指定できます。

また、文字コードごとにフォントを設定でき、Unicode特有文字を含むファイル名にも対応しています。

文字コード ガイドライン

Unicode コンピュータ上で多言語をひとつのコード体系で取り扱うために提唱されたもので、データとして扱うための符号化方式には、UTF-16、UTF-8、UTF-7、UTF-32などの種類があります。

 MIFESの対応文字コード一覧表


改行コードをLFに変えたい

文字コード 改行コードMIFESは「CR+LF」の改行コードと「LF」の改行コードを区別して表示しています。

ファイルを開く際には変換せずにそのまま表示しますので、ファイル内で混在している場合は右図のように2種類の改行マーク(コード)が表示されます。



改行コードが混在している場合や、CR+LFコードのみのファイルの改行コードをすべてLFコードにしたい場合は、【ファイル】-【名前を付けて保存】機能で、「保存時の改行」を「LF」にして、一度保存してください。

文字コード 名前を付けて保存 保存時の改行

なお、[Enter]キーで入力される改行コードは、【設定】-【環境設定】-【動作】タブの「LFコードのみで改行挿入」で確認および変更ができます。

読み込んだファイルの改行コードでCR+LFコードが多い場合は自動的にチェックがはずれ、LFコードが多い場合はチェックがつきます。
また「日本語(Mac用シフトJIS)」ファイルを開くとこの項目にチェックが入り、改行文字はLFコードで挿入され、保存時に自動でCRコードになります。


文字化けしたときに確認するところ

ファイルを開いたときに文字化けしている原因として、(1)文字コードが間違っている(2)フォントが対応していないの2つが考えられます。
対応の方法は次のとおりです。


文字コード ガイドラインのメニュー(1)文字コードが間違っている

ファイルを開いて文字化けしていたら、まずガイドラインのボタンで文字コードを確認してください。

例えば、Unicode(UTF-8)のファイルを開いているのにガイドラインのボタンの表示が日本語(シフトJIS)になっている」といったように、ファイルの文字コードとガイドラインの表示が違っていたら、このボタンをクリックして正しい文字コードを選択して開きなおしてください。

文字コードがわからない場合は、ガイドラインのボタンをクリックして、【文字コードを変更して開き直す】-【自動判定】でMIFESの判定に任せてみてください。

(2)フォントが対応していない

文字コードは正しいのに文字化けしているときは、フォントがその文字コードに対応していないことが考えられます。
例えば日本語用のフォントでは韓国語やアラビア語は表示できません。

【環境設定】-【フォント】タブでフォントを変更してください。

どのフォントにしていいかわからないときは「フォント」を「MS UI Gothic」にしておくとよいでしょう。
その際には、「プロポーショナルなフォントでも表示する」にチェックを付けてください。

環境設定-フォントタブ


charsetの値で文字コードを決めたい

HTMLのソースはヘッダ部分に「charset」で文字コードを指定しています。

ファイルを開くときに、この「charset」の値を見て文字コードを決定したいときは、【環境設定】-【文字コード】タブの「HTML/XMLファイルの読み込み時に、タグから文字コード情報を取得する」にチェックをつけてください。

ただし、charsetでMIFESが対応していない文字コードが指定されている場合は自動判定した文字コードで開きます。

環境設定-文字コードタブ


特定のフォルダや拡張子の文字コードを指定したい

【環境設定】-【拡張子】タブで設定しておくと、「開く」ダイアログボックスなどで文字コードを指定する必要がなくなります。

ただし、文字コードを決定する際にはいくつか参照する箇所があり、優先順位があります。
ファイルを【開く】などのダイアログボックスで指定した文字コードが最優先され、続いて「ファイル履歴」の情報、【環境設定】-【拡張子】タブの設定の順になっています。

環境設定-拡張子タブ


テキストファイルなのに必ずバイナリモードで開いてしまう

開き直す原因として考えられるのは、以下のいずれかです。

(1) 編集モードの判定のために参照しているファイルの先頭部分に制御コードが多いため、バイナリファイルと判断した
(2) 以前バイナリモードで開いたことがある
(バイナリモードで開いたという履歴が残っている)

どちらの場合も【開き直す】機能でテキストモードで開きなおして、ファイル履歴に「テキストモードで開いた」という情報を残してください。


保存したら「?」になってしまった文字がある

保存時の文字コードに含まれない文字があると次のようなメッセージが表示され、「"?"に置き換えて保存する」を選ぶと保存できない文字は「?」で保存してしまいます。
一度「?」で保存してしまうと元の文字には戻せないので、十分注意してください。

保存不可能な文字の確認

このようなメッセージが表示されたら、[保存を中止してその文字へジャンプ]ボタンをクリックして、保存できない文字を確認して、以下のいずれかの方法で保存するのがよいでしょう。

(1)【名前を付けて保存】機能でその文字を保存できる文字コードを指定して保存する
(2) その文字を保存できるほかの文字に変更して再度保存する