塩見恵利子さん
第三回目は、愛知県でフリーのインテリアコーディネーターとして活躍されている塩見恵利子さんです。
新築マンションの商談会でトータルコーディネートの依頼をいただいた時などでは、パースで提案することがあります。
私は手描きのパースが得意ではないので、3DマイホームデザイナーPROでパース作成していますが、インテリアに特化した3DソフトとしてインテリアデザイナーNeoがどれだけ便利になったのかとても興味がありました。
飾り天井や出窓など、いろんなモデリング機能は制作の手間が省けますね。
作業効率も表現力もアップできるアレンジ出力もお気に入りです。
折り上げ天井を作成するのは少々苦労していましたので、簡単にできるようになって大助かりです。
間接照明も設定できるのはうれしいですね。
形状も四角、円形、多角形とバリエーションがあり、活用頻度が高くなりそうな機能です。
折上げ天井と間接照明の表現
今までの天窓の配置は、3D編集画面での手作業が必要でしたが、今回の新機能では屋根に窓をドラッグするだけで配置できるので、作業時間が大幅に短縮できます。
造作出窓作成機能も便利ですね。出窓の形状や窓のスタイルを設定して自動で作成できるので、いろいろな形の出窓をスピーディーに作って空間を演出できそうです。
機能名は「カーテン作成」ですがブラインドやロールスクリーン、シェードも作れるんですね。標準的なスタイルならこの機能で手早く作れて便利です。
カーテンは素材パーツとしても種類が増えていて、配置機能も向上しているのがうれしいです。
間取り編集画面で窓にカーテンをドラッグしていくと、その窓寸法に合わせてカーテンを配置してくれるのがいいですね。
カーテンウィザードでロールスクリーンも簡単に作成できる
高画質レンダリングは綺麗でリアルなのでお客様に喜ばれますが、照明の光源設定や明るさ、色味の調整が必要となり、納得のいくパースを作成するのに時間がかかっていました。
パースのアレンジ出力は時間もかからず、それなりにイメージを表現できるのがいいですね。優しい手描き風の画像が気に入っています。
私は、輪郭線を弱の濃いグレー、出力サイズをA4以上、解像度は高品位で出しています。時々輪郭線が出ない部分があったりしますが、その時は画像処理ソフトで線を追加しています。
これからは、状況に応じて高画質な画像とアレンジ画像を使い分けて活用したいと思います。
好みのアングルでパースを作成するとどうしても画像に歪みが出てくるので、レンダリングする前に視点の回転等で微調整していました。
「ワンタッチあおり補正」は、ワンクリックで歪みを補正してくれるのでとても便利です。