TOS設計 太田氏のOptimageを使った建築パース作成講座

Vol.3 間接照明

次に紹介するのは、折り上げ天井内に位置する間接照明の設定方法です。

内観パース図(折り上げ天井間接照明)
折り上げ天井内にある間接照明の表現を作成するポイントと手順

1天井に見立てた仮想の梁を配置

2天井内の照明を配置

3画角と垂直を意識した視点を登録する

4不必要な光源を消灯させる

5配置した照明器具の光源をデフォルトのまま使う

6調整光をカメラの前に配置する

7間接照明器具に見立てた点光源を配置する

8テストレンダリングの結果を見て調整光の明るさを調整する


3から8の手順は前例と同じですが、その前に天井に見立てた仮想の梁を配置して照明器具を設置するスペースを作ります。

1天井に見立てた仮想の梁を配置

メインメニューの部屋作成から「梁配置」を選び、梁を4箇所配置します。

梁の配置図 梁Aのプロパティ
梁Aの設定

梁Bのプロパティ
梁Bの設定

2天井内の照明を配置

天井内の照明器具はダウンライトH3を天井に見立てた仮想の梁の上に乗せ、上向きにして使いますが、1つを配置したところで光源の設定を変更しておきます。

ダウンライトH3を右クリックしてプロパティを呼び出し、光源設定ボタンをクリックします。パーツの光源設定を呼び出して、各項目を設定します。

パーツの光源設定ダイアログ(明るさ・色) パーツの光源設定ダイアログ(位置・方向)
パーツの光源設定ダイアログ(他)  

梁の上の光源設定位置設定が済めば、リンクコピーでダウンライトH3を27箇所、追加配置します。

吊棚の点光源は、前例と同じですので省略します。


6調整光をカメラの前に配置する

梁の上の光源設定位置次に調整光を設定します。考え方は前例と同じでカメラの前に配置します(右図参照)。

しかし、今回は室内を照らす光源が不足しているため、調整光2を追加して明るさを確保します。ここでは調整光2の光の色を暖色系にしました。



<調整光の設定>
光源設定ダイアログ(明るさ・色)
光源設定ダイアログ(明るさ・色)

<調整光2の設定>
光源設定ダイアログ(明るさ・色)
光源設定ダイアログ(他)

8テストレンダリングの結果を見て調整光の明るさを調整する

レンダリング設定ダイアログ光源設定が済めば、メニューのツールから「高画質イメージ作成」を選び、Optimageレンダリングを選択します。
ログインした後、テストレンダリングで画像を確認します(右図参照)。

テストレンダリングの結果に問題がなければOptimageレンダリングの本番です。

以上で、内観パースの完成です。

内観パース図(折り上げ天井間接照明)


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