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通常検索/ワイルドカード検索 vs 正規表現「正規表現」とは、文字列をパターン表現する方法で、そのために「メタ文字」という記号を利用します。 [1]MIFES1〜MIFES 8まで記述されているファイルの中の「MIFES7」と「MIFES 8」を検索する
[2]文中にある「T」から始まる英単語を検索する
検索・置換で正規表現MIFESで、もっとも正規表現を利用するのが検索・置換関連機能です。 【検索・置換・ジャンプ】メニューから実行できる【検索】【置換】【グローバル検索(grep)】や【グローバル置換】などはもちろん、メニューの【ツール】-【文書整形】-【文書整形ダイアログ】から実行できる「T:置換定義ファイルにより複数の置換を実行する」でも、正規表現を利用した置換が行えます。 検索・置換関連のダイアログボックスには、[入力支援]ボタンがあり、クリックして表示されるメニューから正規表現を入力するためのメニューやダイアログボックスが表示されます。 正規表現で検索・置換を行う場合は、「検索方法」を「正規表現検索」にするのを忘れないようにしてください。 キーワード定義で正規表現MIFESでは特定の文字列(キーワード)を通常の文字色とは異なる色で表示できます。 【設定】-【キーワードの変更】を実行すると、「キーワードの変更」ダイアログボックスが表示され、そこから呼び出される「キーワードの定義の変更」ダイアログボックスでキーワードを定義できます。 キーワードを入力する欄の上にある[正規表現支援]ボタンをクリックすると、「正規表現入力支援」ダイアログボックスを呼び出せます。 覚えて欲しいメタ文字正規表現には記号(メタ文字)がたくさんありますが、その中のよく利用する表現方法とメタ文字をご紹介します。 <…または…> 「または」の対象が1文字の場合は、[ ]内にその候補を指定します。
<…から…のどれか> 対象が1文字の場合には、候補を-で範囲指定できます。
<…以外> 候補や範囲指定の[ ]内に「^」を記述します。
<文字の繰り返し> 「+」または「*」の前に指定した文字を繰り返します。
<行頭や行末の文字列> 行頭を表す「^」や行末を表す「$」を指定します。
便利な正規表現”検索”の例正規表現を組み合わせることでより複雑なパターンを指定できます。 <メールアドレスの検索> 解説: <電話番号の検索> 解説:
<カタカナ語の検索> 解説: 便利な正規表現”置換”の例検索できた文字列を取り込むなど、正規表現での置換は強力な編集機能になります。 <文字列を挿入する> ルールがあれば、文字列の前後や間に文字列を挿入することができます。 例:MIFES1〜MIFES7をMIFES for Windows Ver.1.0〜7.0に置き換える 解説: <文字列を削除する> 新文字列を空白(何も入力しない)にしておくと「削除」にも利用できます。 例:都道府県名を削除する 解説: <通し番号を振りなおす> 置換のメタ文字に「等差数字列」を指定することができます。 例:「注意1〜」を検索し、【】を付けて通し番号を振りなおす 解説: ※等差数字列を挿入する「\@」は正規表現以外の検索方法でも利用できるメタ文字です。 入力支援メニュー検索・置換関連機能のダイアログボックスでは、[入力支援]ボタンをクリックして表示されるメニューから正規表現のメタ文字を入力できます。 「正規表現入力支援」ダイアログボックス検索・置換機能のダイアログボックスで検索文字列(旧文字列)欄にカーソルがあるときや「キーワードの定義」時には、「正規表現入力支援」ダイアログボックスで、文字の範囲指定、メタ文字の入力がマウス操作で行えます。 主な操作方法は以下のとおりです。
おさらい:「MIFES TIPS」で紹介している正規表現最後に、本「MIFES TIPS」のページでご紹介している正規表現の記号(メタ文字)を紹介しましょう。 <「MIFES7または8」を検索する> ※「通常検索/ワイルドカード検索 vs 正規表現」で紹介 検索文字列: MIFES[78]
<「T」で始まる語を検索する> ※「通常検索/ワイルドカード検索 vs 正規表現」で紹介 検索文字列: #T.*/
<■で始まる行全体を検索する> ※「巨大ファイル編−見やすくする」で紹介 キーワード定義: ^■.*$
<(0)〜(99)で始まる行全体を検索する> ※「巨大ファイル編−見やすくする」で紹介 キーワード定義: ^([0-9]+).*$
<4列のCSVファイルで、1-2-3-4の並びを3-1-4-2に置換する> ※「行(CSV)編集編−列を移動したい」で紹介 旧文字列: ^{.*},{.*},{.*},{.*}$
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