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グローバル検索・置換機能の概要(1)【グローバル検索(grep)】 【グローバル検索(grep)】は複数ファイルの中から指定した文字列を含む行を検索して、結果をリストに出力する機能です。 結果リストは「グローバル検索結果ウィンドウ」か「リストウィンドウ」に出力でき、リストをダブルクリックするとファイルを開き文字列の位置へカーソルがジャンプします。 バイナリファイルを対象にしたバイナリ検索もでき、同様に結果リストからダブルクリックで検索位置へジャンプできます。 (2)【グローバル置換】【グローバル複数置換】 【置換】または【複数置換】を、複数ファイルに対して行う機能です。 「文字列を置き換える」という機能ですが、フォルダ内のすべてのファイル内に書かれたパス名やタグ、変数名や関数名をすべて変更したり、特定の文字列を一斉に削除したりといった作業にも利用できます。 【置換】機能と同様「確認あり」置換も行えます。 また、置換ログを出力しておくと、実行後正しく修正できたかの確認ができます。 ※関連情報:テキストエディタのgrep機能 “MIFES”があって“for Windows”がない行を探す【グローバル検索(grep)】機能の詳細ダイアログボックスには、「検索の条件」という設定があり、これによりANDやORに相当するテキスト検索も行えます。 なお、【グローバル検索(grep)】のダイアログボックスには、簡略ダイアログボックスと詳細ダイアログボックスがあり、ここで紹介したような検索は詳細ダイアログボックスで行えます。 右図のような簡略ダイアログボックスが表示されている場合は、左下にある[詳細>>]ボタンをクリックして詳細ダイアログボックスに切り替えてください。
検索文字列を色替え表示する検索機能において、検索できた文字列をすべて色替え表示することができ、この機能をMIFESでは「一斉表示」といいます。 「検索」ダイアログボックスと同様、「グローバル検索(grep)」ダイアログボックスにも「一斉表示」チェックボックスがありますので、チェックをつけて実行してください。
なお、「一斉表示」にチェックをつけずに実行した後でも、以下の方法で一斉表示ができます。
レコードの抽出ができる?例えば、「CSV形式のデータの中からある文字列を含むレコード(行)を取り出したい」など、【グローバル検索(grep)】は行の抽出にも利用できます。 出力書式は、詳細ダイアログボックスの[書式]ボタンをクリックして表示される、「グローバル検索の出力書式の変更」ダイアログボックスで変更できます。 行の内容を取り出したいときは、「出力の書式」を「%s」に変更してください。
※1行が1750バイト以上の行は、抽出できません。 「グローバル検索結果ウィンドウ」だけ閉じる【グローバル検索(grep)】を「グローバル検索結果ウィンドウ」に出力する設定で繰り返し実行すると、「グローバル検索結果ウィンドウ」がたくさん開いてしまいます。 残念ながら、 これらのウィンドウを一括で閉じる機能はご用意していませんが、この操作を行うマクロコマンドを下記ページで公開しておりますので、ダウンロードしてご利用ください。 マクロガイド > マクロソースのダウンロードのページ「M32 gclose.mac」 実行ボタンを押してしまった【グローバル検索(grep)】【グローバル置換】【グローバル複数置換】とも、[中止]ボタンを含むウィンドウが表示されている場合はウィンドウ内の[中止]ボタンをクリックしてください。 ウィンドウなどが表示されておらず[中止]ボタンをクリックできない場合などは、[Esc]キーまたは[Pause]キーを押すと中止できます。 置換ログにはどんな情報が記録されるの?【グローバル置換】または【グローバル複数置換】で、『置換ログをMIWフォルダ上の「GREPLOG.LOG」に書き出す』にチェックをつけておくと、ログファイルが作成されます。 ログファイルには置換を行った位置がタグジャンプ書式で出力されますので、ログファイルから【タグジャンプ/バックタグジャンプ】機能で置換が行われた箇所にジャンプして、置換できたことを確認することができます。 また、対象ファイルがなかった場合や旧文字列が見つからなかった場合など、1度も置換を行わなかった場合にはログファイルは作成されません。 |