文字コード


文字コード対応状況

MIFESでは国語、韓国語をはじめ、シフトJISにないUnicode特有文字もそのまま表示・編集が行えます。

ファイルを開くときには、どの文字コードで開くかはファイルの先頭部分から自動判定しますので、通常は特に文字コードを意識することなく使用できます。

ファイルの保存時には、文字コードと改行コードを指定でき、文字コードにUnicodeを指定した場合はBOMの有無も指定できます。

また、文字コードごとにフォントを設定でき、Unicode特有文字を含むファイル名にも対応しています。

文字コード ガイドライン

Unicode コンピュータ上で多言語をひとつのコード体系で取り扱うために提唱されたもので、データとして扱うための符号化方式には、UTF-16、UTF-8、UTF-7、UTF-32などの種類があります。

 MIFESの対応文字コード一覧表


改行コードを変えたい

MIFESは改行コードの「CR+LF」、「LF」、「CR」を区別して表示しています。

ファイルを開く際には変換せずにそのまま表示しますので、ファイル内で混在している場合は3種類の改行マークで表示されます。

またガイドラインに挿入される改行コードが表示されています。
これは読み込んだファイルの先頭部分の改行コードの状況により自動で設定されます。
クリックして変更することができます。

文字コード 改行コード


改行コードが混在していてひとつにしたい場合や、特定の改行コードに変換したい場合は、【ファイル】-【名前を付けて保存】機能で、「保存時の改行」で改行コードを選択して、保存し直してください。

文字コード 名前を付けて保存 保存時の改行


文字化けしたときに確認するところ

ファイルを開いたときに文字化けしている原因として、(1)文字コードが間違っている(2)フォントが対応していないのどちらかが考えられます。
対応の方法は次のとおりです。


文字コード ガイドラインのメニュー(1)文字コードが間違っている

ファイルを開いて文字化けしていたら、まずガイドラインの「文字コード」のボタンで文字コードを確認してください。

例えば、Unicode(UTF-8)のファイルを開いているのにガイドラインのボタンの表示が日本語(シフトJIS)になっているといったように、ファイルの文字コードと表示が違っていたら、このボタンをクリックして「文字コードを変更して開き直す」から正しい文字コードを選択して開き直してください。

文字コードが分からない場合は「自動判定」でMIFESの判定に任せてみてください。

なお、文字コードが違っていたのは以下のような原因が考えられます。
・間違った文字コードを指定してファイルを開いたため
・ファイル履歴に記録されている前回指定した文字コードが間違っていたため
・MIFESの自動コード判定が誤ったため
・【環境設定】-【文字コード】タブの文字コードの自動判定にチェックがついていない文字コードのため
・【環境設定】-【文字コード】タブの「HTML/XMLファイルの読み込み時に、タグから文字コード情報を取得する」にチェックがついていて、ファイルにあるタグのパラメータと実際の内容が違うため(ファイルの問題)
・BOM(ファイルの先頭にあるUnicode符号化の情報)と実際の内容が違うため(ファイルの問題)

詳しくはヘルプをご参照ください。


(2)フォントが対応していない

文字コードは正しいのに文字化けしているときは、フォントがその文字コードに対応していないことが考えられます。
【環境設定】-【フォント】タブでフォントを変更してください。
通常は標準の「MS ゴシック」で大丈夫です。「標準フォント」をクリックして変更してください。
その後好みに合わせて「サイズ」や「最低行間」を変更してください。

環境設定-フォントタブ


上記でもうまく表示できない場合や、特殊な外国語でうまく表示できない場合は、「MS-UI Gothic」か、その外国語用のフォントに変更してみてください。
フォントを変更して、「表示例」欄に「このフォントとサイズの組み合わせは使用できません」と表示されたときは、「プロポーショナルなフォントでも表示する」にチェックを付けてください。
ただしプロポーショナルフォントでも等間隔で表示するため不自然な表示になる場合があります。
また、外国語用のフォントの場合は「文字セット」の変更が必要な場合があります。

環境設定-フォントタブ


charsetの値で文字コードを決めたい

HTMLのソースはヘッダ部分に「charset」で文字コードを指定しています。

ファイルを開くときに、この「charset」の値を見て文字コードを決定したいときは、【環境設定】-【文字コード】タブの「HTML/XMLファイルの読み込み時に、タグから文字コード情報を取得する」にチェックをつけてください。

ただし、charsetでMIFESが対応していない文字コードが指定されている場合は自動判定した文字コードで開きます。

環境設定-文字コードタブ


テキストファイルなのに必ずバイナリモードで開いてしまう

開き直す原因として考えられるのは、以下のいずれかです。

(1) 編集モードの判定のために参照しているファイルの先頭部分に制御コードが多いため、バイナリファイルと判断した
(2) 以前バイナリモードで開いたことがある
(バイナリモードで開いたという履歴が残っている)

どちらの場合も【開き直す】機能でテキストモードで開きなおして、ファイル履歴に「テキストモードで開いた」という情報を残してください。


保存したら「?」になってしまった文字がある

保存時の文字コードに含まれない文字があると次のようなメッセージが表示され、「"?"に置き換えて保存する」を選ぶと保存できない文字は「?」で保存してしまいます。
一度「?」で保存してしまうと元の文字には戻せないので、十分注意してください。

保存不可能な文字の確認

このようなメッセージが表示されたら、[保存を中止してその文字へジャンプ]ボタンをクリックして、保存できない文字を確認して、以下のいずれかの方法で保存するのがよいでしょう。

(1)【名前を付けて保存】機能でその文字を保存できる文字コードを指定して保存する
(2) その文字を保存できるほかの文字に変更して再度保存する