この授業の時は、準備が間に合わないくらいに生徒は熱心です。授業前の休み時間にパソコン室に行くと、ほとんどの生徒が「早くカギを開けてくれ」と言わんばかりにドアの前で待っています。
授業が始まれば聞こえるのはマウスのクリック音だけといっても過言ではありません。それほどこのソフトは生徒を夢中にさせてくれるし、さまざまなことを学ばせてくれます。
「家庭総合」では平面でしか学べなかった内容が立体的になり、住生活分野の学習がより深いものになりました。また、パソコン操作は「情報」教科で経験していますが、3Dマイホームデザイナーを操作することで、感覚が磨かれたと感じました。
教師による一斉指導の時間を短くし、自由に操作する時間を確保したことで、発想が形になる喜びや試行錯誤して目的を達成する経験が得られました。個人の質問を全体の質問として取り上げるうちに、生徒が互いに教え合ったり、新しく発見した機能を友達に紹介したりするなど、協力して学び合う姿勢が見られました。
生徒が自分で操作し色々な機能を確かめるうちに、目的が達成される様子が見られました。 平面図が簡単に立体化できたり、作成した家を自由に歩きまわれたり、新しい家具や設備をリアルタイムに配置できたりなど、教室での授業では伝えられないことが実現できました。
一般的に、家族団らんのスペースと自分の専門性を高めるスペースとは互いに相反するものであると考えられます。しかし高校生の場合は、家族とのつながりが専門性を磨くことと同じか、それ以上に重要といえます。生徒一人一人の画面をのぞき込みながら、家族のあり方や専門性を進路にどう生かすかなどを話し合う時間を共有できました。
※本レポート内のすべての情報は取材当時(2008年2月)のものです。
1924年開校。熊本県児童・生徒教育指導の指針に基づき、また、三綱領「誠実以て人に接す、自ら進んで学を修む、自立以て己を処す」の精神を継承し、新しい校風の創造をめざすとともに、生徒一人一人の個性を伸ばしながら、知・特・体の調和のとれた有為な人材の育成に努める。2008年現在の生徒数は約720名。
科目「家庭総合」の住生活分野での活用を考えると、歴史や風土による住居の違いなどが視覚的に理解できる機能があるとよいと思いました。バリアフリー住宅のプレゼンテーション機能があると、「高齢者の生活と福祉」などの分野でも活用できると思います。
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