導入事例

Case 5

管理物件の紹介ページに3Dパースを掲載し、情報に”深さ”を

エフケイ株式会社 堀越 隆史 氏

エフケイ株式会社は、都内のオフィスビルを中心に管理している不動産業社です。
自社で運営している物件募集のWebページに3Dオフィスデザイナーで作成した図面やパースを掲載しています。
同社の堀越氏に、3Dオフィスデザイナーを使い始めた理由や物件募集のWebページに素材を多数掲載する理由などをうかがいました。

管理物件の紹介ページに掲載するイメージを作成
堀越 隆史 氏

- 3Dオフィスデザイナーとの出会いについて教えてください。

堀越氏 : 3Dオフィスデザイナーを見つけたのは私です。「オフィス」「デザイン」というキーワードで検索したらヒットした、というのが最初だと記憶しています。
数年前に管理物件をWebで募集する仕組みと作ろうと考えたときに、図面やパースを自社で描けるツールはないかな、と思っていました。
他社の製品とも比較しましたが、3Dが手軽に描けるし、価格も使い勝手もよさそうだし、自社に合うのはこれだ、ということで使い始めました。
住宅用はいろいろあるんですが、オフィスに特化したものがホントにないんですよ。

- 今は主にWebに掲載する図面やパースを作成されているのでしょうか。

堀越氏:はい。お客様へオフィスデザインを提案するときにも使っていますが、一番使っているのはやはりWeb用の素材作成ですね。
管理物件ごとの紹介ページには、物件の写真や360度カメラの映像を掲載しています。それと一緒に3Dオフィスデザイナーで作成した図面、パース、ウォークスルーの動画も掲載しているんです。
やはり、寸法の入った図面は必要ですし、全体を俯瞰したイメージも必要です。この広さなら大体何人くらい入れるのかや、デスクとチェアをレイアウトするとこんな感じになります、というイメージを掲載することで、ユーザーは広さと入居後の様子をよりイメージしやすくなります。
さらにその中を歩いて回るウォークスルー動画があるとますますわかりやすいと思います。
何より画像や動画をたくさん掲載することでページに深みを持たせられますから、SEO対策にもなるのです。その為、3Dオフィスデザイナーは重宝しています。

あとは、物件の募集が始まり、一般に公開可となったら物件紹介のページを公開し、商談が始まったら非公開にするといった具合に、システム側で操作するだけです。
紹介ページに掲載しているパース
紹介ページに掲載しているパース・ウォークスルー

紹介ページに掲載しているパース・ウォークスルー


- ページの公開・非公開を自動でできるのですか?

堀越氏 :そうなんです。以前は物件紹介ページの公開・非公開を手動でやっていたので、公開忘れやリンク切れなどもありました。システム化したことで抜けがなくなりましたし、とても楽になりました。
今後は募集物件のチラシもある程度自動で作れないかなと思っています。そこにももちろん3Dオフィスデザイナーの図面やパースを使いたいと思っています。
システムについて詳しくはこちら>

- なるほど。それは便利ですね。

堀越氏 :ありがとうございます。
ですがやはり一番時間と手間がかかるのは青焼き図面をもとに間取り図を作成し、パースを出力して、ウォークスルー動画をYouTubeにアップして…と必要な素材を用意する作業です。
そのため、間取りを描けば3Dが立ち上がり、パースも動画も作れる3Dオフィスデザイナーがとても便利です。
まだすべての管理物件の3Dデータがそろっていませんので、まだまだ3Dオフィスデザイナーで図面とパースと動画を作成していきます。

- 管理物件を紹介するための素材を作成ツールとして3Dオフィスデザイナーをご利用いただいているのですね。
本日は、貴重なお話をありがとうございました。

エフケイ株式会社の物件紹介ページ公開・非公開の仕組み

堀越氏 :もともと営業部門で管理している管理物件のデータベースがあり、物件情報の他に、物件の募集状況に関するフラグを設けています。担当者がこのフラグの設定を変更すると、業務上必要なドキュメントが自動的に作成されるようになっているのですが、もうひとつWeb公開フラグも追加しました。このWeb公開フラグをON/OFFすることで、自動的に物件紹介ページも公開・非公開になるのです。
つまり、物件管理の業務にWeb公開・非公開の作業も組み込んだ、ということですね。
データベースの説明図