導入事例

Case 3

3Dオフィスデザイナーは、
自社のノウハウを目に見える形にするための必携ツール

株式会社マルゼン
代表取締役 比嘉 基 氏

株式会社マルゼン(沖縄県那覇市)は、1966年の創業以降、一貫して文具、オフィス家具、事務機販売を主業としてきましたが、事務用品のインターネット通販の普及と共に物販の利益率が悪化し、2015年には二期連続の赤字となってしまいました。
その経営危機を救ったのが、物販からオフィス内装業への転換と3Dオフィスデザイナーだったのです。 代表取締役の比嘉 基氏にお話を伺いました。

利益率が下がった事務機物販からオフィス内装業へ転換
内装工事

会社存続をかけて、片手間でやっていた内装工事を本業に転換しました。

- 文房具、事務機器販売業からオフィス内装業へと業態転換されたのは大変だったのではありませんか?

比嘉 :オフィス内装業をゼロから始めた、というわけではないんです。事務機やオフィス家具を販売しながら、修繕やオフィス移転などの依頼があれば受ける、というスタイルだったんです。
物販の利益率がどんどん低下していく一方で、足元の枝葉でなく、森を見て木を見るということから 始めたのがオフィス内装工事です。

オフィス創りセミナー

- 転換してすぐに受注はあったのでしょうか。

比嘉 :内装工事の経験があるからといって、すぐに発注いただけることはありませんでした。そこで二つの施策を実施しました。一つは、オフィスの小さな修繕を承ること。クロスが破れたとか、タイルカーペットがほころびた、というような小さな修繕を積極的に請け負って、オフィス内装工事の信頼と実績を蓄積していきました。
そして、もう一つが「オフィス創りセミナー」という無料のセミナーの定期開催です。これは『オフィスは企業理念を形にするもの』を提唱して、変化するオフィスの役割や効用を、経営者に理解してもらおうというセミナーです。 

この二つの活動で、「文具・事務用品のマルゼン」というイメージを払拭して、「オフィス工事のマルゼン」というイメージを定着させました。 そして、オフィスのリフォームや移転などの大きな工事を受注できるようになりました。
オフィス内装のノウハウを3Dオフィスデザイナーで見える化

- オフィス内装工事の提案は3Dオフィスデザイナーでプレゼンテーションされているのですね。

比嘉:現代のオフィスは、執務机を効率的に並べればいいわけではありません。また、エントランスやミーティングスペースなど、社外の人の目に触れる場所のデザインは、企業のイメージを左右する部分でもあります。そんなオフィスをどう創っていくかが、私たちのノウハウの見せ所で、3Dオフィスデザイナーは、それを目に見える形にするためには必須のツールです。
平面図だけではわからない、カラーコーディネートや空間のつながりを3Dで見える化

平面図だけではわからない、カラーコーディネートや空間のつながりを3Dで見える化

- 3Dオフィスデザイナーを選んだポイントは?

比嘉:イメージパースが必要な案件は、オフィス家具メーカーに図面やパース作成を依頼していました。しかし、これは時間がかかるのです。時期によっては2週間もかかることがありました。 それに、メーカーに頼めばそのメーカーの製品で提案が戻ってきます。それが顧客企業に最適な提案であるとは限りません。
そこで、3Dオフィスデザイナーを導入しました。3Dオフィスデザイナーなら営業マンが自分で レイアウトプランから3Dパースまで作成できるので、競合他社よりも早く提案ができますし、いろいろなメーカーを組み合わせて顧客企業に最適なプランを作れます。
小さな案件から大きな案件まで、スピーディーに3Dパースを作成できるのが導入のポイント

小さな案件から大きな案件まで、スピーディーに3Dパースを作成できるのが導入のポイント

比嘉氏
オフィス内装工事の受注がどんどん入ってくるようになった今では、内勤者に3Dオフィスデザイナーのプラン作成を任せるようになりました。提案のスピードはあがりましたし、営業マンは受注に専念できるようになったので、さらに効果的な営業活動ができています。

- 3Dオフィスデザイナーの導入効果は?

比嘉:3Dパースの提案は一目でどんなオフィスになるかわかりやすいので、顧客企業の満足度は格段にアップしました。自社内でレイアウト図からパース図まで作ることで、オフィスレイアウトのノウハウも蓄積でき、社員のモチベーションアップにもなりました。

- 今後の展望は?

比嘉:沖縄にもデザインにこだわったオフィスの波が来ています。さらに経験とスキルを蓄積して、オフィス内装工事業からオフィス創りコンサル会社になることを目指します。

- ありがとうございました。