愛知県で自動車部品の生産技術のお仕事に携わっている佐藤さんの夢のマイホームが竣工したのは今年の8月。とてもすてきなお宅ですが、実は構造設計まで進んだプランを白紙に戻して練り直したというエピソードがあるそうです。その大決断に3Dマイホームデザイナーが一役買ったとのこと。そのエピソードとは?
ハウスメーカーから出てくる提案を何度も練り直して、希望の間取りにたどり着いたはずなのに、何かがもやもやとしていた佐藤さん。一階にLDKというオーソドックスなプランだけれど隣家と近すぎて日当たりが悪そうだし、洗濯や洗面を二階にしたけれど家事の動線が悪いんじゃないか。そんなことを考えていてふとひらめいたのがLDKも二階にしてみるプラン。すでに構造設計に入っていたのですが、試すだけでもやってみようと3Dマイホームデザイナーを購入されました。
ひらめきの二階LDKプランを3Dでシミュレーションしてみると、その発想をきっかけに、駐車場位置の変更で隣家と距離が保てること、子供部屋も広くできること、家事動線もスムーズになることなどが視覚的に確認できて、もやもやしていた部分が一挙に解決できるとわかりました。これならイケる!と確信した佐藤さんは、ハウスメーカーに無理を言って構造設計を白紙に戻してもらい、再設計してできたのが今の家とのことです。日照が気になって最初のプランでは手作りの模型まで用意して確認したけれど、3Dマイホームデザイナーなら簡単に日当たりのチェックもできるので非常に助かったと佐藤さん。間取りプランが確定したあとも、玄関に飾るための絵をいろいろと取り込んでシミュレーションを重ねたとか。お気に入りのその絵は人気のシルクスクリーン作品ですべて人手に渡っているため、いつかその絵を手に入れるまで、3Dマイホームデザイナーのウォークスルーでイメージを暖めているそうです。
土地選びの時には、日当たりなどをチェックするほかに、風が抜けるかどうかも確認しておくとよいと思います。その土地の風向きを確認して、建てる家の方向や窓の位置、隣家の位置などを考慮してシミュレーションしてみましょう。わが家は日当たりは十分に考慮しましたが、隣家の位置などから思ったよりも風が通らず夏場はちょっと暑いリビングになってしまいましたので。また、窓の使い勝手はショールームなどで実際に触って確かめることをお勧めします。デザインも重要ですが、窓は毎日使うものですから、開け閉めのしやすさも大切です。わが家はデザインが気に入ってハンドル式の縦すべり出し窓を付けましたが、たくさん窓を開ける時はけっこう手間がかかるなあ、と後から思いました。