埼玉県にお住まいの関さんのご自宅は建坪9坪という、いわゆる狭小住宅。その上、三方に隣家が迫る日照的に厳しい土地に建てられました。双子のお子さん誕生を機に、家を建てるなら実家に近いベストな土地はここしかない、と決断した関さんが工夫に工夫を重ねた、光あふれる狭小住宅とは。
実家からの近さ、通勤のしやすさ、慣れ親しんでいるエリア、というベストな土地を見つけた関さんですが、そこは建築可能面積17坪という狭小地。しかも三方には隣家が建っていて建設予定地に立つと日当たりがかなり厳しい状況でした。しかし、それ以外の条件がすべて気に入った関さんはこの地で理想の住宅を実現することを決断し、3Dマイホームデザイナーを購入。限られた空間を最大限にいかすため、3Dで十数以上のプランを作成して検討を重ねました。その中で特に注意を払ったのが懸念していた日当たりです。自宅の周りの隣家も3Dマイホームデザイナーで再現して、様々な角度から光を当て、室内への光の入り具合を確認する作業を繰り返し、窓の数や形、大きさや高さの理想的な関係を探し出しました。
「自分が太陽になったつもりで、いろんな角度から我が家に光を当ててみました。」と素敵な表現をする関さん。苦労の甲斐があって、2階のリビングは一日中、光が満ち溢れる明るい空間になりました。
関さんのマイホームは、日当たり以外にも狭さを感じさせないような工夫にあふれています。空間的な広がりを感じさせる吹き抜け、圧迫感を感じさせないクリアパネルを配した引き戸、さらには、採光ができるように蹴込み板までクリアパネルになっています。三階の子供部屋にはスペース効率を考えてロフトも配しました。こうした工夫が実際にどう見えるかは、3Dマイホームデザイナーの視点機能でしっかりとチェックしたとのこと。
「立った視点、座った視点、子供の視点」などを切り替えて、いろんな場所で見え方をシミュレーションしました。おかげさまで、窮屈な感じにならない間取りに仕上げることができました。」
理想の立地に理想のマイホームが完成して、満足感いっぱいの関さんご一家です。
テレビのサイズと視聴距離の関係は調べておくとよいですね。近頃のフラットテレビは大画面でも意外と近くで見ることができるようになっているので、想定していたよりも大きな画面のテレビをおく事ができました。
住宅や土地のお金のほかに、諸費用のことは忘れないように。特に火災保険の情報は早めに調べておくとよいです。ぎりぎりになると考える余裕がなくなりますし、思っているより保険料金って高いものですから。