鈴木秀房 氏
山万株式会社
営業 次長
住宅事業部 注文住宅グループ
山万株式会社(千葉県佐倉市)は戸建て住宅からマンション建設、都市開発まで行うデベロッパーです。
同社はこれまで注文住宅のプランニングを平面図中心で行なっていましたが、新聞でVRヘッドマウントディスプレイを知ったことがきっかけで、メガソフトVRソリューションを導入されました。
今回は、注文住宅グループ営業の鈴木秀房次長にお話を伺いました。
− VR導入のきっかけはなんだったのでしょうか?
鈴木次長:新聞で住宅用VRが発売された記事を読んだのがきっかけです。これは効果的なプレゼンツールになると考えました。メガソフトVRソリューションを含めて、数社のVRを比較検討しました。
各社のデモを見て、操作の容易さがピカイチと感じたメガソフトVRソリューションの導入を決めました。他社製品に比べて圧倒的に価格が安かったのも導入理由の一つです。
− 実際に導入されてみていかがですか?
鈴木次長:これまで同種の建築プレゼンソフトを導入したこともあるのですが、設計部門で主に使っていました。メガソフトVRソリューションは操作がわかりやすいのが気に入りました。
提案データ作成用に3DマイホームデザイナーPROも購入しました。まだ導入して2ヶ月ほどですが、今では営業マンがそれぞれ自分のお客様に3Dでバンバン提案しています。
− VRでのプレゼンは従来に比べてどんなところがよいでしょうか?
鈴木次長:一つは空間の広さをリアルに体感してもらえることですね。VRヘッドマウントディスプレイを被れば、まるでその場にいるように広さや距離を感じてもらえます。特に奥様には「手に取るようにわかる」と好評です。
キッチンから洗面に至る動線を確認いただいたり、平面図では「ここでいいのかな?」と疑問に思ったドアの位置をVRで確認することで「ここでまちがいないわ」と納得いただけたり、と大活躍です。
メガソフトVRソリューションで商談を初めて早くも2件、契約を獲得できています。
広さの他にも高さを体感していただきやすいのがいいですね。
例えば高低差のある敷地に建つ家の場合、道路側から室内がどう見えるのか、逆に室内から外はどう見えるのか、などはVRの真価が特に発揮できる場面です。
− 平面図よりも3Dパース図、3Dパース図よりもVRが伝わりやすいということですね。そんな山万様は今月からイベントでもメガソフトVRソリューションの利用を開始されています。
鈴木次長:当社では完成見学会やモデルハウス見学会などのイベントを毎月行なっていますが、今回「VR展示場」と銘打ったイベントを開催しました。
VRという先進機器が興味を引いたこともあり、完成見学会に次ぐ人気でしたね。今回のVR展示場イベントで特に印象に残ったことがあります。それは、従来よりも深くて濃い商談ができることです。
なぜかというと、VRヘッドマウントディスプレイは一度に一人しか体験できませんから、必然、家族の人数分体験時間がかかることになります。つまり一家族の商談時間が長くなるんですね。
ご主人がVR体験している間、奥様にはその様子を見ていただきながら要望を伺うことができます。逆に奥様がVR体験をしている時には、ご主人様とじっくりお話をするこができる、というわけです。
これはVRを導入する時には想定していなかったメリットですね。
− プランへの理解が深まるだけでなく、商談の内容も深まるというVRヘッドマウントディスプレイによるプレゼンテーションは、これからの建築提案の世界で重要な役割を担っていきそうです。