パソコンFAXソフト STARFAX 2002

エラーメッセージが表示されクライアントのSTARFAXステーションが起動できない
SFC0058
02/02/15

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詳細
   次のエラーメッセージが表示され、FAXモデム共有が行えない。
 ・「送信キューファイルがオープンできません」
 ・「STARFAX SSサーバーが応答しません」
 ・「FAXモデム共有機能サーバーが応答しません」
 ・「送信キューファイルがオープンできません」
 ・「空のドキュメントの作成に失敗しました」

考えられる原因
   原因は大きく次の3つが考えられます。
 ・共有フォルダの設定が誤っている。
 ・使用ユーザー分のライセンス登録が行なわれていない。
 ・必要なSTARFAXアプリケーションが起動していない。
 ・共有フォルダの使用権限設定が上手く行われていない。(WindowsXP、2000、NT)

対応方法/状況
  

以下の手順をご覧いただき、設定をひとつづつご確認ください。

◆FAXモデム共有の概念
サーバー ・・・ FAXモデムを内蔵したFAX送信PC
クライアント ・・・ サーバーのFAXモデムを使用してFAX送信を行うPC

FAXモデム共有はサーバーPCのFAXモデムを利用し、クライアントPC からFAX送信を行う機能です。 サーバーPCのFAXモデムを使用しますでの、クライアントPC側には FAXモデムが不要となります。クライアントPCで作成したFAX原稿は、共有フォルダへ書き込まれます。
※STARFAXで使用する共有フォルダは、各クライアントPCより書き込みが行えるように、
 Windows上で設定でしておく必要があります。
サーバーPCは、この共有フォルダを随時監視しており、データが発生するとFAX送信処理を行います。

◆STARFAX2002の準備
ご利用のSTARFAX2002(サーバー、クライアント全て)をアップデートキットにて最新の状態に更新します。
 STARFAX2002アップデートキット
 http://www.megasoft.co.jp/update/sf2002/index.html

以下の手順は、STARFAX2002を最新の状態に更新した後行ってください。

◆サーバーPC側 STARFAXの準備
 1.STARFAXの動作権限を設定します。
  @[STARFAX2002]-[STARFAX TOOLS]-[STARFAX サポートツール]-[使用権限再設定
    ツール]を起動します。
  A「STARFAXのプログラムファイルに対する権限を取得します。よろしいですか?」画面で
   「OK」をクリックします。
  B設定を反映させる為、PC(Windows)を再起動します。

2.STARFAX単体でFAX送信が行えるよう設定します。
  @[STARFAX環境設定]-[通信経路設定]で[ローカルモデムを使用する]にチェックします。
  A[STARFAX環境設定]-[標準の通信経路設定]で[ローカルモデム]にチェックします。
※FAX送信テストを行い、設定が正しく行われていることをご確認ください。

3.共有フォルダを設定します。
  @STARFAXモデム共有で使用するフォルダを作成し、そのフォルダにたいして、
   各クライアントPCから書き込みが行えるように、Windowsのフォルダ共有設定を行います。
※Windowsのフォルダ共有設定は、OSにより異なります。設定方法がわからない場合
 はマイクロソフト社にご確認ください。
※共有フォルダに対して各クライアントPCから書き込みが行えることをご確認ください。
※WindowsXPをご利用の場合、共有設定時に、「ネットワークユーザーによる書き込み
 設定を許可する」にチェックが必要です。


  A手順3@で作成したフォルダをSTARFAXで指定します。
   [STARFAX環境設定]-[FAXモデム共有設定]-[FAXモデム共有サーバー]画面を開き、
    「参照」ボタンをクリックしてフォルダを選択し、「開く」をクリックします。

  BSTARFAXサーバーマネージャの設定を行います。
   1)[STARFAX2002]-[STARFAX TOOLS]-[STARFAX サーバーマネージャ]を起動します。
   2)メニューバーの[ファイル]-[サーバーフォルダを指定]をクリックし、「STARFAXサーバー
    マネージャが使用する共有フォルダ」画面にて共有フォルダの場所を確認し、「OK」を
    クリックします。
   3)「共有フォルダの設定を変更しました。プログラムを再起動してください。」の表示が
    出ましたら「OK」をクリックします。
   4)[STARFAX サーバーマネージャ]を一度終了し、再起動します。
   5)[STARFAX サーバーマネージャ]のステータスが[稼動中]になっている事を確認します。

◆クライアントPC側 STARFAXの準備
1.FAX送信の経路を「FAXモデム共有」にします。
  @[STARFAX環境設定]-[通信経路設定]で[FAXモデム共有を使用する]にチェックします。
  A[STARFAX環境設定]-[標準の通信経路設定]で[FAXモデム共有]にチェックします。

2.共有フォルダを設定
  @[STARFAX環境設定]-[FAXモデム共有設定]-[FAXモデム共有クライアント]画面を
  開きます。
  A参照ボタンをクリックし、サーバーPC側で設定した共有フォルダを指定します。
※上記フォルダは、サーバーPC側で作成した[共有フォルダ]をネットワークを介して
  設定する 事になります。
※上記フォルダにたいして、クライアントPC側より任意のファイルをコピーすることが
  可能であれば、共有フォルダはWindows上で正しく設定されています。

◆その他注意事項
1.2台以上のクライアントPCを接続する場合
 サーバーPCにて[ライセンス登録]が行われていない場合は、2台目以上のクライアントPCは
 接続できません。ライセンスをご購入いただいた上、[STARFAXライセンス登録]画面で登録
 を行ってください。

2.クライアントPCの接続管理方法について
 クライアントの接続数は[STARFAXサーバーマネージャ]が、クライアントPCのコンピュータ名
 ごとにカウントします。
 つまり、同一コンピュータであってもコンピュータ名を変更すると別のコンピュータとみなされ、
 使用できるライセンスを消耗します。
 誤ってこの現象を発生させてしまった場合は、[STARFAXサーバーマネージャ]の通信ログ
 より、不要なコンピューター名のログを削除してください。

3.NTFSシステムをご利用の場合
 ユーザーアカウントごとにSTARFAXの使用権限の設定が必要となりますが、インストール
 したアカウントと異なるユーザーでご利用頂 く場合や、STARFAXプログラムの実行権限を
 変えてしまった場合、STARFAXを使用できるように、フォルダの権限を再設定して頂く必要
 がございます。
 この場合、[STARFAX2002]-[STARFAX TOOLS]-[STARFAX サポートツール]-[使用権限
 再設定ツール]より権限を再設定する事ができます。

※[使用権限再設定ツール]はAdministrator権限のあるユーザーでないと実行できま
 せん。
※この問題はサーバー側、クライアント側を問わず、NTFSシステムでSTARFAXを
 ご利用頂く場合に発生します。
※この操作はSTARFAX関係のプログラムを全て終了させてから行ってください。
※処理実行後は、問題のあるPCを全て再起動してください。
※「送信キューファイルがオープン出来ません」というエラーを解決出来る場合もござい
 ます。

4.なんらかの問題で共有フォルダの設定がおかしくなった場合、共有フォルダの再設定を行う
 必要がございます。
 [STARFAXサーバーマネージャー]で共有フォルダの再設定を行っていただいた後、
 [STARFAX2002]-[STARFAX TOOLS]-[STARFAX サポートツール]-[共有フォルダ再設定
 ツール]にて対象の共有フォルダを指定してください。
 その後、[STARFAXサーバーマネージャー]を再起動してください。
※この処理はサーバー側でのみ行う処理です。
※「送信キューファイルがオープン出来ません」というエラーを解決できる場合も
 ございます。
※処理実行後は、問題のあるPCを全て再起動してください。