導入事例


3Dソフトを活用した実務に近い効果的な手法を学んで欲しい

新潟工科専門学校
お話を伺った方:
建築系学科長 木戸 久美子先生


より実務に近い効果的な手法を学んで欲しい

-3DインテリアデザイナーNeo10を導入された理由を教えてください。

私は、前職はインテリアショップでインテリコーディネーターとして、お客様からの家具、カーテン、壁紙、床材などのご相談を受けて3Dパースで提案をしていました。
その頃はまだ、それほど一般的ではなかったのもあったのだとは思いますが、お客様からのご要望で家具だけでなく壁紙やカーテンなど、空間全体を3DCGで作成してお見せすると大変喜ばれ、インテリア空間を3Dパースで提案することは大変有効だと実感しました。

それで、教員になったときにインテリアデザインの授業にはぜひとも3Dソフトを取り入れたいと考えました。
学生たちには3Dソフトを活用した、より実務に近い効果的な手法を学んで欲しいと思ったのが導入の理由です。

▼新潟工科専門学校・インテリアデザイン科の授業の様子。
新潟工科専門学校・インテリアデザイン科の授業の様子

--導入されて効果はいかがですか?

3DインテリアデザイナーNeo10を使うことで、パースやプレゼンボードでの表現力が格段に上がったと感じています。

学生は簡単に基本操作を習得できますので、導入部分に関してはとても素晴らしいと思います。
一方で、コンペ作品の制作ではオリジナルの装飾などを表現することが多いので、例えば、画像からテクスチャデータを作ったり、家具や装飾品を自作する必要があります。3DインテリアデザイナーNeo10にはそれらの機能もあるので、学生たちは試行錯誤しながらもクリティの高いインテリアデザインの提案ができるようになりました。

インテリアデザインコンペでの入賞が、導入前は年間で1作品だったのが、導入したその年に奨励賞と入選合わせて7作品が受賞しました。これはやはり、3DインテリアデザイナーNeo10を導入したことにより、表現力が上がったからこその結果だと思います。

▼インテリアデザインコンペの受賞作品。

また、コンペ作品を制作し培ったデザインのノウハウを駆使して作り上げた提案ボードを持って、東京のインテリア事務所の門をたたく大変精力的な学生もおります。
今後もソフトを活用することで実践的な力を付けて、就職活動にも活かしていければいいなと考えています。

-ありがとうございます。学生さんのイメージをカタチにするお手伝いができていることをとてもうれしく思いました。これからの作品も楽しみですね。
今日は貴重なお話をありがとうございました。

参考:パーツ・テクスチャの作成について

3Dデザイナーシリーズ製品では、オリジナルの3D素材(パーツとテクスチャ)を追加する機能を各種搭載しています。
以下、ご紹介させていただきます。

テクスチャの作成:メーカーサイトで公開されているリピート画像等、テクスチャにしたい画像があれば、「ツール」→「テクスチャ・背景作成」から作成が可能です。

色の作成:色パレットの下段の「色追加」から新しい色を登録できます。色はRGBでの指定のほか、反射/発光、透明/鏡面の設定も可能です。

色違い・柄違いのパーツ作成:収録されているパーツ(家具、照明器具、住設、オブジェなど)の色や柄は色/テクスチャパレットからドラッグ&ドロップで自由に変更が可能です。

パーツの作成:
既存のパーツを分解して他のパーツの一部分と組み合わせたり、球・直方体・円錐などの基本形状とを組み合わせたりして、新しいパーツを作成・登録が可能です。(3Dモデリング機能)

また、メーカーサイトやギャラリーで公開されているSketchUpやDXFのデータを取り込んで、新しいパーツとして登録も可能です。

作成したパーツはファイルで保存されますので、クラス内、学内で共有も可能です。各機能をぜひご利用ください。

※詳しい操作方法については、サポートページをご参照ください。

(取材:メガソフト・文教担当/2023年5月19日)


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