導入事例


導入初年度から、
3D住宅とクオリティの高いパースを作成

北海道札幌工業高等学校
取材した授業:建築科第3学年 実習

北海道札幌工業高等学校・建築科第3学年の授業を取材しました

▲北海道札幌工業高等学校・建築科3年生の授業を見学させていただきました。右側はこの日の授業を担当されていた山本先生。

2021年度に3Dアーキデザイナーを導入し、今年(2022年度)から試行実施されている北海道札幌工業高等学校の授業を見学させていただきました。

パソコン入れ替えのタイミングで3DCADのソフトを検討

北海道札幌工業高等学校は2021年度が生徒用パソコンの更新で、このタイミングで、新たなソフトの導入を検討したそうです。

建築科長 酒井功美先生(写真右)は、
「生徒向けに手軽な3DCADのソフトを検討した結果、3Dアーキデザイナーに決まりました。

今年度(2022年)から試行実施していますが、今後、2年生の「製図」3単位での自由設計課題や、3年生の「課題研究」CAD班の一部の時間においても実施を検討中です。

実際に授業に取り入れてみて、簡単に間取りや建具等を入力することにより、3Dで確認することができ、プランの立体的なイメージを確認しやすく空間把握もしやすいと感じています。
また建築に対する生徒の理解度を高めるために有効だと感じています。」とおっしゃっていました。

6時間程度で完成度の高い住宅パースができている

実施初年度でもある今年(2022年度)は、進路が内定した3年生を対象に3時間✕4週間の授業を実施、今回は、その3週目の授業を見学しました。

驚いたのは、どの作品も住宅だけではなく、添景までしっかり配置されていることでした。
中には車や人が行きかうような動きのあるパースも作成されていて、パースの完成度がとても高いという印象。室内インテリアもセンスよく、作りこまれていました。

▼授業の様子/モニターを覗いてみると、すでに間取りや外観は完成間近の様子でした。


<生徒さん作品>(画像クリックで拡大表示します)
室内外のイメージをパースで、中には、ウォークスルー動画でも表現されている様子でした。

導入して間もないにもかかわらず、先生も生徒さんたちもしっかり使いこなされていて、3Dアーキデザイナーの豊富な機能やコンテンツをご活用いただいていることを大変嬉しく思いながら、先生のご指導が素晴らしいのだろうと感じました。

▼時折、生徒からご指導されている山本先生に質問がとび、先生が丁寧に操作を指導されています。

生徒さんに質問

3Dアーキデザイナーを使ってみていかがですか?

・最初は難しいそうだと思った。先生から使い方を聞いて操作していくとすぐに慣れた。
・少しの説明を受けただけで使えるようになった。
・思い描いているプランをすぐに形にして確認できるのがいい。
・車がたくさんはいっているのがいい。
・パーツもたくさん入っていて分類されているから使いやすい。
・意見の食い違ったときとかに、試しに作ってみてみんなと交流できるかなと思う。
・内装の仕事でも使えそう。

今回は導入初年度の活用のご様子でしたが、来年度以降、幅広い授業へとご活用いただき、数年後またお話を聞かせていただきたいと思いました。

酒井先生、山本先生、そして生徒の皆さん、貴重なお話をありがとうございました。
(取材:メガソフト・開発部/2022年11月)


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