簡単に3Dでイメージしやすいソフトなので、学生のうけが非常によいです。当校では建築のことがまったくわからない1年生の導入部分に、まず1ヶ月ソフトを使って建築の楽しさを教えます。
建築の導入部分を勉強した新入生は次に専門的な知識授業を学び、実際に社会に出た場面を想定した間取りやパースイメージの作成、プレゼン資料の作成などを学びます。また、デジタルな授業と並行して手書きのデッサンも学びます。
本校は2年課程、2000時間以上の授業を実施しています。今回は今年度入学した建築CGデザイン学科1年生の3DマイホームPRO5を使用した課題を紹介します。
ただ単にソフトで間取りを作成することではなく、その都度その都度シチュエーションを設定して授業を展開していくため、学生は非常に集中して作業に取り組みます。
手書きの図面を元に、間取りから入力し立体化後に外観を仕上げていきます。
学生は真剣にパソコンに向かって入力を進めていきます。不明な点がある学生は先生や隣の席の学生に聞いて進めています。
専門学校では2年という短期間で多くの事を学び身につけますが、その中で一つのツールとして3Dマイホームデザイナーを使えるようになればよいと考えています。より多くのツールを自分たちの引き出しに入れておくことが、社会に出た時に有利なるので、使えるツールとして3Dマイホームデザイナーを卒業後前に購入して使用する学生が多数います。
課題を与えると、自分たちでカタログを集めてきたり色々な情報を集めたりして自己学習の促進につながります。また、努力しただけ達成感も得ることができて自信にもつながります。
受賞後は、受賞した作品とそうでない作品の差を聞いてきます。
どう違ったのか、何が評価されたのか、を分析することも勉強になるし、向上心も芽生え、いろんな意味で意欲にもつながっているようです。教える側も、「去年のコンテストはこうだったから、おまえらもがんばれよ!」と大変授業がしやすくなります。
3Dマイホームデザイナーコンテスト応募作品
※本レポート内のすべての情報は取材当時(2008年9月)のものです。
1910年(明治43年)の創立以来98年、建設業界に有能な人材を輩出してきました。時代の流れとともに設置学科を変え、教育課程を改新してきましたが、「国土建設に貢献する有能な建設技術者を養成する」という理念は今も変わらず「修成」の基本となっています。
本校2年課程修了後、2級建築士が受験可能で、1級建築士は卒業後4年の実務経験で受験できる学校であります。学生の多くは18歳で入学し卒業後すぐに実務に従事し即戦力で設計事務所、施工会社で活躍しています。
学生作品
第10回 3Dマイホームデザイナーコンテスト スクール部門(個人)
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