S様は厨房機器メーカーの営業所で提案図面の作成をご担当。2007年10月の展示会で厨房プランナーのブースにご来場いただき、まもなくお求めいただきました。次のようなエピソードをお聞きしました。
60席のイタリアンレストランへ洗浄機をご案内の際、現スペースに収まることをアピールするため厨房プランナーを活用。現況のCAD図面がなかったため現地で現況をすばやく作図し、何点かの候補製品を図面内に設置してみるなど、お客様と一緒にシミュレーションされたそうです。
お客様から「分かりやすい」とコメントがあり、短期間での成約となっただけでなく、今後の重点メニュー開発に伴うレイアウト変更も担当せよ、とのご用命を受けたとのことでした。
Y様は個人で飲食店コンサルタント事務所をご経営。事業空間の検討には「施工図」がいかに役に立たないかを訴えておられました。
「カウンター割烹でもオープンキッチンのレストランでも、平面図では雰囲気が伝わらない。かといって十万円以上も掛かる3Dパースを何点も外注する予算的余裕はない。厨房プランナーがあれば何種類もの案を立体的に検討できる」とお求めいただきました。
客席から厨房のどこが見えているのか、ホール係の動きで注意することは何かなど、事前に施主や料理長と十分に確認しておくことがコンサルティングとして重要とのこと。
厨房プランナーは機器の配置や客席の取り方が簡単に変更でき、開口部の大きさと見え方の確認もできるので、何度でも納得いくまでやり直しができる、とご評価いただきました。
施主の疑問や逆提案に即座に対応できるので、非常に満足度の高い店舗提案ができると喜んでいただいています。
K様は飲食店舗全般の設計・施工業をご経営。メガソフトの「3Dオフィスデザイナー」をすでに活用されています。
厨房ではオフィスと違って、作業動線の長さの比較検討や、機器に符番した図面の作成、ガスの容量集計や見積のための拾い出し機能が必要、また板金工事で作業台を作ることもあるので、3Dパーツのサイズが簡単に変更できる機能も必要、とのご指摘をいただいておりました。今回これらの機能を備えたことをご確認いただいて「厨房プランナー」をお求めいただきました。
施工図を書き始める前に十分な確認ができるので、やり直しが発生せず、平均の工数が少なくなるとのこと。「我々はデザイナーではないので、パースとは無縁と思っていたが、3Dの「絵」や分かりやすい平面図が施工のコスト低減につながり、お客様の満足に直結しています。」とのお話をいただきました。
N様は全国展開している外食サービス業の店舗開発部門をご担当されています。
「物件情報を得てから店舗企画の決定までは時間との戦い。必要な厨房機能を盛り込み、席数を確認し、什器や駐車スペースの最適化を図りつつ、バリエーションを考え尽くすことが重要」とのこと。このような厳しい現場で、厨房設計からホール側のレイアウト、さらに駐車場スペースの作図にまでご活用いただいています。
「CADオペレータに図面作成してもらうより速度は何倍にもなるし、図面が分かりやすいので企画会議中も意見がたくさん出る。その場でアイディアをまたすぐに図面に加えて確認も可能」とのこと。
今後はアルバイト向けの教育用資料作成や、HACCP対策の図面作成にも活用していく計画だそうです。