巨大ファイル


巨大ファイルへの対応

MIFESでは、各種設定、ウィンドウの折り返し処理、マクロ(MIL/W)なども巨大ファイルに対応した設計になっており、また実際に巨大ファイルでテストを繰り返していますので、安心して作業していただけます。
対応状況は以下のとおりです。

最大ファイルサイズ 100GB
同時に編集できるファイル数 100個
1行の長さ 無制限(擬似改行文字は不要)
1行の表示桁数 半角文字で最大10000桁まで折り返さずに表示可
最大行数 999,999,999,999,999行

指定位置へジャンプ

指定位置へジャンプダイアログ【検索・置換・ジャンプ】メニューの中に、【指定位置へジャンプ】という論理行番号にジャンプできる機能があります。

例えば、234行目にジャンプしたいときは、編集中に[Esc][2][3][4][Enter]とキー入力するとジャンプできます。
(実際には、[Esc]→数字キー(2ストロークキー操作)に指定行位置へジャンプ機能が割り当てられており、右図のような状態でダイアログボックスが表示されます)

【指定位置へジャンプ】機能では、バイト位置やカーソル位置から「100行後ろ」などの相対位置も指定できます。

ファイルをすべて読み込んだ後は、【先頭へジャンプ】【最後へジャンプ】【指定行へジャンプ】も瞬時です。


1つのファイルの2箇所を参照

1つのファイルの「前半部分を参照しながら、後半部分を編集する」というようなときには、【カレントウィンドウ左右分割】または【カレントウィンドウ上下分割】で1つのファイルを2つに分割して表示することができます。

カレントウィンドウ分割


ブックマークを活用する

ブックマークリストからジャンプ巨大なファイルをたくさん参照・編集する場合には、ポイントにブックマークをつけておくと便利です。
ブックマークは、 開いているすべてのファイルで1000個までつけることができます。
また、 1ファイルにつき100個までは履歴中に記録されますので、次回開いたとき引き継ぐことができます。

ブックマーク位置のリストをリストウィンドウに表示しておくと、リストの項目をダブルクリックするとその位置へジャンプします。

ブックマーク位置のリストは、リストウィンドウのリスト切替メニューから選択すると表示できます。

リスト切替メニュー


キーボードでのスクロールを早くしたい

キーボードでのスクロール速度に関連しているMIFESの設定は、【環境設定】-【動作】タブの以下の項目です。

  • スムーズな横スクロール・・・チェックはOFFのほうが速くなります。 図中(1)
  • キーリピート時の動作・・・「6段階まで加速」が最も速くなります。 図中(2)
  • PageUp/Downの単位・・・「1画面単位」の方が速くなります。 図中(3)
  • PageUp/Downの動作・・・ 「画面切り替え」の方が速くなります。 図中(3)

環境設定-動作タブ


巨大なデータのカット&ペースト

行カット&ペーストカット&ペースト範囲が広いとドラッグで選択するのが大変なうえ、Windowsのクリップボードには大きさに制限があるため、広い範囲のカット&ペーストができない場合があります。

そのような場合には、クリップボードとは別のカットバッファを使用する行のカット&ペースト機能をご利用ください。
行カットバッファのサイズは無制限ですから、非常に大きな範囲のカット&ペーストも余裕で行えます。

行のカット&ペーストは右図のように、【行選択の開始/中止】で行選択モードに入って選択し、【切り取り】や【コピー】で行カットバッファに取り込み、【行貼り付け】でカットバッファの内容をペーストします。

行選択モードに入ると、選択作業中にスクロールや検索・ジャンプ機能を利用できますので、広い範囲の選択もドラッグすることなく行えます。