山口 博史 氏
株式会社不動産SHOPナカジツ
取締役
愛知県名古屋市
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不動産SHOPナカジツは、愛知県で不動産仲介をベースにリフォーム・注文住宅・分譲住宅まで事業展開しています。
導入経緯と効果について取締役の山口氏にお話をうかがいました。
『お客様に購入していただくには、まず興味をもってもらうこと、次に商品の利用イメージを持ってもらうということが大切です』と山口氏は言います。
以前からその対策として、不動産店舗と高級商材を使って見せるショールームを併設するなど工夫をしてこられたそうですが、ショールームに来られないお客さまにも物件と、さらにリフォーム後のイメージを持っていただくため、ビフォー・アフターの3Dパースで提案することで以前より契約が取れるようになったそうです。
しかし、それでもやはり「イメージができない」というお客様のため、解消ツールとしてVRシステムを導入しました。
<3Dパースを活用した提案例>
「メガソフトのVRの前に、実はスマートフォンを差し込んで使うタイプのVRゴーグルは使っていたんです」と山口氏。
この簡易ゴーグルでは、あらかじめプロに撮影してもらったショールーム内の動画を再生するスタイルのため、データを作るたびに時間もお金もかかっていました。
一方、メガソフトのVRソリューションは、自分で作成した3D空間をVRで見ることができ、その場で3D編集もできるので自由度が高いということで、導入を決めたそうです。
「土日にショールームにVRシステムを設置してお客様に試してもらっていたところ、その様子を見た他のお客様にも『私も体験してみたい』と沢山の方に言っていただいて。想像以上でした。」と山口さんは言います。
VRなら動線だけでなく、テーブルの高さまでお客様自身の目線で体感してもらえます。「とてもイメージしやすい」と言っていただけました。
その初動の反応を見て、「VRは営業に行かなくても売れる魔法のツール」かもしれないと密かに期待しています。
『ショールームってやっぱり実物が見れるので、触ったりすることもできて、イメージしやすいってことが大事だと思うんです。 売れるってことはキチンとイメージができたということだと思うので。初回の接客でお客様の好みを聞き出して、商品をキチンと伝えてお客様に売っていくということをしっかりとやっていきたいですね』と語ってくれました。
日本はまだ新築志向が強いですが、徐々に「中古を買ってリフォームしよう」という考えも増えてきています。山口氏の話を聞いてVRシステムが建築提案のスタンダードツールになる日もそう遠くないのかもしれないと感じました。