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サイレントインストール

サイレントインストールについて

  • サイレントインストールとは、インストール画面が表示されずユーザーからの入力を必要としないインストール方法です。
    ライセンスキーの入力やインストール先フォルダーの指定などを行わずインストールを完了することができます。
    システム管理者の方が複数台のコンピュータにMIFESをインストールする場合などにご利用いただくと便利です。
    一般にはこの方法でインストールを行なう必要はありません。
  • InstallShieldの機能で行っています。
  • MIFES 11、MIFES 10、MIFES 9、MIFES8で行えます。
  • ライセンス製品のライセンスキーで行ってください。
  • Administrator権限を持つユーザーでログオンしておこなってください。
  • 「設定ウィザード」は起動されません。またサイレント化もできません。(インストール後にWindowsの「スタートメニュー」の中の【MIFES 11】-【設定ウィザード】で実行できます)
  • ユーザー登録画面は表示されません。
  • サイレントアンインストール、サイレントアップデートも行えます。
   ダウンロード版でのサイレントインストールのご利用について
ダウンロード版のファイル(自動解凍の実行形式)ではサイレントインストールは行えません。CD-ROM版の内容を別途ご提供しますので、MIFESサポートセンターまでお問い合わせください。

準備1:応答ファイル「setup.iss」を作成する

サイレントインストール時に使用する応答用のテキストファイル「setup.iss」を作成するために、フラグをつけて適当なPCにMIFESをインストールする作業です。
製品CD-ROMの中のMIFESのインストール用の全ファイルを適当なフォルダ(例では「C:\miw」)に保管して以下のように行います。

  1. 以下の例を参考にWindowsのコマンドラインからMIFESのインストールを実行します。

    C:\MIW\setup.exe -r -f1C:\MIW\setup.iss

    ※「C:\MIW\setup.exe」部分はMIFESのセットアッププログラムのフルパスです。
    ※「C:\MIW\setup.iss」は応答ファイルのフルパスです。「-f1」との間にスペースは入れないでください。
    ※ファイルを正常に認識しない場合はパスをダブルクォーテーションで囲って指定してください。
    ※ネットワークのパスで正常に認識しない場合はローカルで行ってください。
  2. サイレントインストール時に同じ内容になる操作でインストールしてください。
    このインストール時の設定・選択内容が応答ファイル「setup.iss」に記録されます。
    うまく記録されればそのPCからMIFESをアンインストールして結構です。

準備2:インストール情報ファイル「setup.ini」に必要事項を記述する

インストールする際の情報をテキストファイル「setup.ini」に追加します。
「setup.ini」内に以下のように[Dataset]部分を追加して必要事項を記述してください。
「setup.ini」はMIFESのインストール用ファイルの中にあります。

[Dataset]

LicenseKey=
ライセンスキーをハイフン(-)ありで全桁入力してください。
※ライセンスキーがない場合は体験版としてインストールされます。
Name=
ユーザー名を入力します。
※この項目は必須ではありません。
Company=
会社名を入力します。
※この項目は必須ではありません。
Path=
インストール先のフォルダーをフルパスで指定します。
指定がないときは、デフォルトのフォルダーにインストールされます。
※ISSファイルでインストール先を変更しても反映されません。
※カスタマイズ情報のファイルはここで指定したフォルダーとは別の「パブリックのドキュメント」内にインストールされます。指定はできません。
Log=
インストールに問題が発生した場合に生成するLogファイルを指定します。
指定がないときはインストールフォルダーに「MiwInstall.log」という名前で生成します。
フルパス指定することで、任意のフォルダーに指定したファイル名で生成できます。
ファイル名のみの場合は、「Windows」フォルダーに内に生成します。
Miwini=
MIFESのカスタマイズファイルの設定を引き継ぎます。
引き継ぎたい設定がある場合はこの項目を記述してカスタマイズファイル「xxx.INI」をSetup.exeと同じフォルダーにおいてフルパス指定してください。
この指定がない場合は、インストール後に「設定ウィザード(OPTWIZ.exe)」を実行するかMIFES本体を起動した時にカスタマイズファイル「MIW.INI」が生成されます。
※この項目は必須ではありません。

Miwiniで指定したファイルの中に記述されている「シリアル番号」「ユーザー名」「会社名」は反映されません。
「setup.ini」内で指定した「LicenseKey」「Name」「Company」で指定した内容が設定されます。

※インストール先は「Setup.ini」の[Dataset]内の情報に従います。「setup.iss」の値は無視されます。

 (追加する記述例)
 [Dataset]
 LicenseKey=5xxx-xxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx
 Name=developer
 Company=MEGASOFT
 Path=C:\Program Files\MIFES11
 Log=
 Miwini=C:\MIW\MIW.INI

サイレントインストール方法

以下の方法でMIFESのインストーラ(Setup.exe)を実行します。

  1. 「準備1」で作成した「setup.iss」と「準備2」で作成した「setup.ini」ファイルをMIFESのインストール用の全ファイルがあるフォルダ(例では「C:\miw」)と同じ場所におきます。
  2. Setup.exe を 「-s」「-f1」「-f2」の引数つきで起動してください。

    C:\MIW\setup.exe -s -f1C:\MIW\setup.iss -f2C:\MIW\setup.log

    • 「-f1」の後にスペースを入れずに応答ファイルのフルパスを記述
    • 「-f2」の後にスペースを入れずにlogファイルのフルパスを記述

※「アップデート」「削除」モードの時は、サイレントモードに対応していません。

※インストール実行後、エラーLOGが作成されたときはインストールに失敗しています。エラーLOGはINIファイル形式で記録します。

[Miw_Log]
CreateDir=”インストール先フォルダーが作成できませんでした。”
CheckPrivilege="セットアップを行なう権限が足りない可能性があります。"
Experience="体験版の試用期間が終了しました。"
LicenseKey= "入力されたライセンスキーに誤りがあります。"
LicenseKey= "製品版が既に存在する上に体験版をインストールすることはできません。"
LicenseKey= "ライセンスパックが既に存在する上に体験版をインストールすることはできません。"
LicenseKey= "ライセンスキーの登録に失敗しました。"



setup.logの内容について

ログファイルは標準でルートにsetup.log(C:\ setup.log)として生成されます。
これはインストーラがサイレントモードの時に自動的に生成するINIファイル形式のLOGです。

setup.logの各ブロックには以下のような内容が記載されています。

[InstallShield Silent] InstallShieldがサイレントセットアップで使用したバージョン
[Application] インストールされたアプリケーションの名前とバージョン、会社名
[ResponseResult] サイレントセットアップが成功したかどうか
ResponseResultの値が0以外はエラーです。
※ResponseResultの主なエラーコード
-1: 一般エラー
-2: 無効モード
-3: Setup.issファイルに必要なデータがありません。
-4: メモリが不足しています。
-5: ファイルが見つかりません。
-6: 応答ファイルに記述できません。
-7: ログファイルに書き込めません。
-8: サイレントセットアップの応答ファイルへの無効パスです。
-9: 正当なリストタイプ (文字列または数値)ではありません。
-10: データタイプが無効です。
-11: セットアップ中の不明エラーです。
-12: ダイアログが使用できません。
-51: 指定されたフォルダーを作成できません。
-52: 指定されたファイルまたはフォルダーにアクセスできません。
-53: 無効なオプションが選択されています。

サイレントアンインストールについて

MIFES 11、MIFES 10で動作を確認しています。
以下の方法で行います。

  1. 準備
    MIFESがインストールされたPCで下記の引数つきでアンインストールを行って、応答ファイル「setup.iss」を作成します。
    「Setup.iss」が、Windows フォルダー(c:\windows)に作成されます。

      setup.exe -r

    「setup.exe」があるフォルダ
    MIFES 11:C:\Program Files (x86)\InstallShield Installation Information\{6AC89257-7CB3-4730-B63B-FD59D9D28361}
    MIFES 10:C:\Program Files (x86)\InstallShield Installation Information\{602A8A77-7B0B-4A9C-BBF1-1665BFA510FA}

  2. サイレントアンインストール方法
    準備で作成した応答ファイル「setup.iss」をサイレントアンインストールを行うPCの適当なフォルダ(例では「C:\miw」)にコピーして、下記の引数つきで実行します。

      (例) setup.exe -s -f1c:\miw\setup.iss

※自動で再起動しないようにするには、準備の「setup.iss」を作成する時のアンインストールの最後で、今すぐに再起動しないようにしてください。
※「設定ウィザード」で設定した内容も削除されます。


サイレントアップデートについて

MIFES 11でのみ可能です。
以下の方法で行います。
※公開しているアップデートファイルではサイレントアップデートは行えません。
 対応したアップデートファイルは別途ご提供しますので、MIFESサポートセンターまでお問い合わせください。

  1. 準備
    MIFESがインストールされたPCで下記の引数つきでアップデートを行って、応答ファイル「setup.iss」を適当なフォルダ(例では「C:\miw」)に作成します。

      miw11xxup.exe -r -f1C:\MIW\setup.iss

  2. サイレントアップデート方法
    準備で作成した応答ファイル「setup.iss」をサイレントアップデートを行うPCの適当なフォルダ(例では「C:\miw」)にコピーして、下記の引数つきで実行します。

      miw11xxup.exe -s -f1c:\miw\setup.iss

※再起動は特に必要ありません。
 ただし常駐機能を利用している場合は再ログインまたは再起動後に常駐されます。


その他・ご注意事項

  • サイレントインストールについては、InstallShieldの機能で行っていることもあり、動作の保障やサポート対応はしかねる場合がございます。ご了承ください。

この資料の内容は予告なしに変更されることがあります。 いかなる場合でも、この資料の内容およびその運用の結果に関しては一切の責任を負いません。 この資料に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 この資料の一部または全部を無断で使用、複製することはできません。
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