【3Dソフトの描画を快適にするには】
3Dマイホームデザイナーを使っていると、形状やパーツを増やせば増やすほど、またはデータが膨大になればなるほど、
3D描画が重たくなり、快適に編集できなくなります。その原因と対策を以下に示します。
【原因】
3Dマイホームデザイナーや、主な3Dソフトウェアは、3Dの映像を再描画する毎に、3Dモデルの頂点座標計算と描画
(塗りつぶし)を行います。
3Dモデルの頂点数は形状やパーツの面の数に比例して多くなりますので、当然その数が多いと計算量が多くなり、
CPUに負担がかかることになります。また、形状やパーツが増えて、しかも画面いっぱいに表示しようとすると、塗りつぶす
時間がかかりますし、テクスチャを貼る頻度が多いと、テクスチャを読みにいく時間がかかります。
【まとめ】
・原因@
形状やパーツの数(厳密に言うと面の数)が多い。
・原因A
画面上に描画する面積が広い。
・原因B
貼り付けているテクスチャが多い。
上記が主な原因となります。だからといって、形状やパーツを減らしたり、貼り付けるテクスチャを減らしたりすると、
目的の家とはかけはなれたりしますし、3D表示をするウィンドウを小さくしても見にくくて編集どころではありません。
そこで、次のような対策をご案内いたします。
【対策】
3Dソフトを使う上で快適さを得るために、お使いのパソコンのスペックを上げる方法があります。
一般的に3D描画計算を速めるのに効果的と言われている方法を以下に示します。
[対策@ CPUを交換する]
3Dモデルの頂点計算を速めるには、クロック数の多いものや、浮動小数演算の強いCPUが望ましい。
[対策A ビデオカードを交換する]
3Dモデルの描画を速めるには、描画速度の速いビデオカードが望ましい。また、最近はOpenGLでの描画において、
CPUとは別に頂点演算を行うチップを積んだビデオカードが発売されているので、描画を速めてくれると同時に、「対策@」
と同じ効果を満たしてくれる場合がある。ただし、最近のビデオカードはAGPスロット対応のものが多く、PCIスロット対応
のものが少なくなってきているので、AGPスロットのない環境の方は注意が必要になります。
以上、対策を示しましたが、現在お客様のお使いのパソコン環境や、データの作り方にも関係しますので、どれが一番効果的
な方法だとは一概に言えません。何とぞご了承くださいますようお願いいたします。
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