【導入企業】 株式会社 ふじや
「法善寺あられ」を中心とした各種食品の製造販売事業を手掛けている。
【SIer】ユーザックシステム株式会社
企業の戦略情報システム、Webシステムの構築およびコンサルをおこなっている。
今回はWindows XPのサポート終了に伴うシステム見直しで、STARFAXによるFAX
サーバーシステムを導入した株式会社ふじやの辻崎氏と、システム構築を担当し
たユーザックシステム株式会社の松尾氏にお話を伺った。
株式会社 ふじや
常務取締役 辻崎隆幸氏
株式会社ふじやでは、受発注管理をコンピュータで管理していますが、セキュリティ的な観点からインターネットが閲覧できない環境で運用されています。そのため、得意先への見積書や工場などへの発注書はすべてFAXで送付しています。これまでは受発注管理ソフトが複合機を経由してFAXを送信していました。
今回、Windows XPのサポート終了に伴い、受発注管理ソフトをバージョンアップすることになりましたが、新しいバージョンでは複合機をサポートしないことがわかりしました。
辻崎氏「世の中でFAXの利用が少なくなっているからかもしれませんが、当社にとってはFAXによる発注書の送信は必須の機能なので、ユーザックさんに解決策を探してもらいました。」
松尾氏「複合機というハードウェアが使えないということで、ソフトウェア的な解決方法を検討しました。ふじやさんでは本社、物流センター、工場の社員15名が本社の受発注管理ソフトを使って発注書をFAX送信しています。複合機に代わってこれらを実現できるパソコンFAXサーバーシステムとして見つけたのが「STARFAX ServerSDK」でした。」
STARFAX Server SDK導入後、従来の複合機の代わりとして運用を開始しましたが、送信エラーレポートの出方が複合機の時と違う点が問題になりました。
辻崎氏「同じ送信エラーレポートが2回出てきたり、レポート自体がエラー内容と送信原稿の2枚になって出てきたりしたんです。特に後者の状況は、当社のように何人もの営業マンがたくさんのFAXを送信する環境だと、エラーレポートなのか普通に印刷した書類なのかがわからなくなるんです。なのでこれらの状況をなんとかしてほしい、と要望しました。」
松尾氏「前者の問題は設定の変更で対処できました。後者の問題は仕様改善をメガソフトさんに要請して、1枚の紙にエラーレポートと配信できなかった原稿イメージを印刷する仕様にしてもらいました。仕様変更に2か月ほどかかりましたが、それ以降は安定して運用してもらえるようになりましたね。」
辻崎氏「新しいシステムに変更して半年たちましたが、その後はまったく問題なく使えています。当社の要望にもスピーディーに対応してもらえたので満足しています。」
Windows XPで運用している受発注管理システムなどで複合機からFAX送受信を利用している企業にとって、「STARFAX ServerSDK」はOSアップデートの際の有力な選択肢といえそうです。
ソリューション営業部
第一営業グループ 部長
松尾好二氏