地元に根ざし、地域の頼れる工務店として、新築住宅やリフォームはもちろんホームシアターまでを手がける有限会社山本建築工業。曽祖父の代から続く老舗だが、3DCGパースを大画面プロジェクターに映し出すプレゼンテーションなど、最新のテクノロジーも積極的に活用している。そのひとつとして経費削減のためにSTARFAXも有効に利用しているという、若き5代目山本大介氏にお話を伺った。
「A3対応のFAX機って安くはないですし、場所も取るんですよ」と山本氏はSTARFAX導入のきっかけを説明してくれた。
工務店という仕事柄、業者とのやり取りは各種図面で行うことが基本の山本氏だが、そのやり取りは図面に双方が手書きで確認点などを書き加えてFAXすることで行われる。
そこで問題になるのが用紙のサイズ。建築関係の図面はA3サイズが基本なので、A3対応のFAX機が必要だが、A3FAX機は導入コストも安くはないし、それなりの場所も必要になる。そこで目をつけたのがFAXソフトであるSTARFAXだ。
STARFAXならパソコンにインストールするだけだし、受信FAXを出力したい時はパソコン用のA3プリンタを使えばよいので、ソフト代のわずかな出費だけですむというわけだ。
「受信した図面はプリンタで出力もしますが、原本はPDFデータとしてパソコンで管理しています」と山本氏。
一軒の住宅物件には多種多様な図面が使われるし、何度も業者とやりとりをしていると、どれが最新の図面なのかがわかりにくくなることもある。また、他の書類にまぎれて必要なときにすぐに見つからないことも紙のFAXならありがちだ。
しかしSTARFAXなら受信したFAXをPDF形式で保存しておけるので、出力した図面が見つからない時もデータを検索してすぐに探し出すことができる。さらに受信日時で並べ替えることができるのでどの図面が最新のものかも簡単にチェックできるというわけだ。
「自社ホームページなどにファックス番号を記載しているせいか、FAX DMが送られてくることがありますが、不要なものが多いんですよね」
時節柄、融資関係やいろんなセミナーの勧誘のDMが多いとのこと。電子メールなら無視すればよいが、紙のFAX機の場合は自前の用紙とインクやトナーを消費することになるので、余計なコストがかかるし資源の無駄遣いでもある。その点でもSTARFAXならまずはモニター上で内容を確認できるので、不要なFAX DMは紙に出力することなく削除してしまえばいい。
「STARFAXは地球にもお財布にもエコですね」と笑う山本氏だった。