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RVS-COM2000
セッション数について

(2000年7月25日)

ここでは、RVS-COM 2000の、ISDN-DCPを使用する際に必要な、ルータのセッション数について説明しております。

[セッション数とは?]

セッション数とは、ルータがRVS-COM 2000を同時に応対できる数を示します。
RVS-COM 2000でファックスや電話の待ち受け状態の時は、1セッションを使用することになります。 例えば、4セッションのルータでは最大4台のパソコンを同時に待ち受け状態 にできます。
RVS-COM 2000からファックスや電話を発信する時は、送信や通話の時のみ1セッションを使用します。

 

[例1]
(1) 4セッション、RVS-COM 2000で2つのBチャネル(以後回線とします)を利用できるルータ
    の場合でパソコンを10台LANに接続しているとします。
    ファックスや留守番電話の待ち受けを行うパソコンを1台とすると使用するセッションは1つ
   です。あと3セッション残っているので、ファックスの送信や電話を発信できる権利があるのは、
   待ち受け状態のパソコンを含めた10台全てのパソコンです。

(2) 1台のパソコンがファックスの送信を行ったとします、回線を1つと2セッションを使用すること
     になります。 1回線と2つセッションが残っているので、残りの9台のパソコンにファックスの
     送信や電話を発信する権利が有ります。

(3)  さらにもう一台のパソコンがファックスを送信したとします。回線を2つと、3セッションを
     使用することになります。 1セッション残っていますが、回線を2つとも使用しているので
      ファックスの送信が終わるまで残りの8台のパソコンはファックスや電話の発信と受信は
      行えません。
      この場合、外線がかかってきた場合は通話中(ビジー)になり、他のパソコンから発信する
      場合は、ルータに接続できない内容のエラーを表示します。

[例2]
(1) 上記の[例1]の環境で主契約回線とダイヤルインを2つ、計3つの電話番号を契約して
     いるとします。
     ファックスや留守番電話の待ち受けを行うパソコンを電話番号で振り分けるとして3台と
     すると使用するセッションは3つです。 あと1セッション残っているので、ファックスの送信や
     電話を発信できる権利があるのは、待ち受け状態のパソコンを含めた10台全てのパソコン
     です。

(2) 一台のパソコンがファックスを送信したとします。回線を1つと、4セッションを使用することに
     なります。 回線が1つ残っていますが、全てのセッションを使用しているのでファックスの
     送信が終わるまで残りの9台のパソコンはファックスや電話の発信と受信は行えません。
     この場合、外線がかかってきた場合は呼び出し中もしくは通話中(ルータによって異なります)
    になり、他のパソコンから発信する場合は、ルータに接続できない内容のエラーを表示します。

例2の場合でファックスの送信を2台同時に行いたい場合は、待ち受けを行うパソコンに2つ以上の電話番号を受け付けるように設定して、待ち受けするパソコンの台数を減らし2つのセッションを確保することで解決します。



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