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RVS-COM対応TA/ダイアルアップ・ルータについて



RVS-COM対応TA /ルータとそうでないものとの違い

RVS-COMに対応しているTA/ルータとそうでないものには、次のような違いがあります。

■ 従来のTA/ルータの場合


   TA(ターミナルアダプタ)やルータ(ダイヤルアップ・ルータ)などの通信機器は、デジタルデータはシリアル端子やUSB端子を通じてパソコンに、 アナログデータはアナログポートにと振り分ける処理を行うため、音声通話やファクシミリ送受信には電話機やFAXモデムをアナログポートへ接続する必要がありました。

■ RVS-COM対応TA/ルータの場合


TAやルータなどの通信機器側がアナログデータもパソコンに送る処理を行います。
そしてそのデータをRVS-COMが解析し、ファクシミリデータや音声データに復元すれば、電話機やFAXモデムがなくても通話やファクシミリ送受信が可能となります。

従って、これを実現するにはRVS-COMも必要ですが、さらに通信機器メーカーが TA/ルータ側にこのような処理を施している必要があります。
これは、機器発売後に新しいファームウェアが提供されることで実現することもあるようです。

このような仕組みは、RVS-COMを開発したドイツのRVS社の提唱によるものであるため、規格に則った機器を「RVS-COM対応TA/ルータ」と呼んでいます。

現在所有されているTA/ルータが今後RVS-COMに対応するかどうかは、各通信機器メーカーへお問い合わせください。


ISDN-DCP対応ルータについて

「ISDN-DCP」(ISDN Device Control Protocolの略)とは、イーサネット(10BASE-T、100BASE-Tなど)経由でRVS-COMの機能を利用するためにドイツのRVS社が開発したプロトコルです。

このプロトコルに対応したルータ(=「ISDN-DCPルータ」)と「RVS-COM2000 R2」または「RVS-COM 2000」があれば、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に接続したパソコンからファクシミリの送受信ができるようになります。

RVS-COM対応ルータであっても、ISDN-DCPに対応しているとは限りませんので、対応TA/ルータ一覧をご確認ください。

なお、通信機器のメーカー/機種によって同時使用可能なパソコンの台数やチャネル数は異なります。


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