20周年へのメッセージ
三洋電機株式会社 事業推進グループ シニアアドバイザー 澤田 暉重 様


『MIFES』生誕20年! おめでとうございます。

と共に、PCやネット環境が大きく変化してきた中で、基本ソフトに近いエディターソフトで、20年に渡り、開発の継続とユーザ支持を得てこられた事は、すばらしい事であり、感嘆しております。

想えばMIFES誕生の1985年は、他国と異なるハード環境で、OS移植等に時間を要していた日本のPCを、世界の実質標準であったIBM PC/ATを基に、日本語対応と標準化を行い、ハード/ソフト両面での負荷軽減とスピードアップが計れないかの検討を始めていた時期でした。

その後PCは、2つの推進団体(1987年AX ⇒ 1990年OADG)を通じ、標準化とオープン化へ突き進むわけですが、メガソフト様には、両団体共に早期入会と商品供給を頂き、大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

標準化は、PCメーカーにはブラックホールとなった一面もありますが、PC普及の原動力となった事は確かと思っており、『MIFES』20年のどこかで、活力の一部にして頂いていたとすれば、これらの推進に携わってきた一員としては、この上なき喜びです。

何れにしても、この度、『MIFES』が生誕20年を迎えられる事は、開発の方々の熱き情熱と、メガソフト様の継続した、ユーザに対する地道なサポートがあっての成果と思います。

今後、貴社の益々のご発展と共に、30、40周年と、可能な限り継続していかれます事を願っております。

【プロフィール】

澤田 暉重 (さわだ てるかず)

三洋電機株式会社 事業推進グループ 事業開発本部経営企画ユニット

1968年に初めてOlivetty P101でプログラム開発や商品企画に従事。
1970年に日本初の「パーソナルコンピュータ」という名称をつけた商品 OLIVETTY P602 の商品化を担当。
以降1983年迄Olivettyのパーソナルコンピュータシリーズの商品企画やソフト開発、販売推進に従事。
1984年から三洋電機へ転職し、PCの商品企画と標準化推進(AX、OADG)、ペンパソコンの推進を担当。この間、多くのPC業界の方々と交流。
現在はホームネットワークの企画推進と、防災システムや暮らしサポートのシステム化等に嘱託の立場で従事。