カラオケの練習用CDを作成したり、楽器演奏のための耳コピーの練習用CDを作成する際、曲の音程を変えて収録したいときには、「ピッチシフト」コマンドを使いましょう。
「ピッチシフト」コマンドは、指定したトラックのテンポ(速度)を変更することで曲の音程(周波数)を変更するコマンドです。
ピッチシフトの作業は、以下のようにして行ないます。
仮想CDデッキのトラックリストで、ピッチシフトを行ないたいトラックを選択します。 |
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編集パネルから「ピッチシフト」をクリックします。 |
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すると、鍵盤が描かれた[ピッチシフト]ウィンドウが表示されるので、ここで鍵盤ボタンをクリックするかまたは周波数倍率を指定。試聴ボタンで音程を確認して、よければ[処理実行]ボタンをクリックします。
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なお、周波数倍率は0.1%単位で入力することができ、数値が大きくなるほど音程は高くなり、数値が小さくなるほど音程は低くなります。
鍵盤ボタンの場合は、基準の音(中央の鍵盤:ド)から右にいくほど音程が高く、左にいくほど音程は低くなります。例えば、右隣りの白鍵(レ)を指定すると約12.5%、7つ右の白鍵(オクターブ上のド)を指定すると100%音程が上昇します。周波数倍率欄が初期設定の「100.0」%のままでは、ピッチシフト処理は行われません。
楽器に慣れているユーザーは、鍵盤ボタンで大まかな指定を行ない、その後周波数倍率欄の数値で微調整を行なうとよいでしょう。
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