今回も、前回に続いてCDレーベル/ブックレットについてのテクニックを紹介しましょう。
ミュージックCDデザイナー3では、仮想CDデッキまたはCDナビで表示されているCDトラックデータを自動的に貼り込むことができますが、ただ貼り込んだだけでは文字や行間が開いていたりしてあまり見栄えはよくありません。
このようなときには、描画ツールバーから[選択ツール]を選択。CDトラックデータオブジェクトをクリックするとオブジェクトの上下左右にハンドルが現れるので、これをドラッグするとオブジェクトのサイズや文字の大きさ、文字の行間などを変えることができます。
また、描画ツールバーから[頂点編集ツール]を選択した後、CDトラックデータオブジェクトをクリックするとオブジェクトの上下にハンドルが表れるので、これを左右にドラッグするとトラック番号/曲名/アーティスト/演奏時間のそれぞれの間隔を変えることができます。
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また、ブックレットやインレイの中央に画像を配置するなどの理由で、トラックデータを分割してデザインしたいときがあります。
このような場合は、CDトラックデータオブジェクトを複製し、表示トラックの設定で一方をトラック1〜4、もう一方をトラック5〜8といったように設定しましょう。
手順は、以下のとおりです。 |
デザイン画面でCDトラックデータオブジェクトを選択した後、[書式]タブにある表示トラックで「指定」をチェック。表示するトラックを指定します。
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描画ツールバーから[選択ツール]を選択した後、オブジェクトの上下幅を調整します。
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指定トラックだけを表示したCDトラックデータオブジェクトを、右クリックメニューの[コピー]→[貼り付け]で複製。
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複製されたCDトラックデータオブジェクトを[選択ツール]で選択して、配置したい場所までドラッグします。
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複製されたCDトラックデータオブジェクトを選択した後、[書式]タブにある表示トラックで「指定」をチェック。表示するトラックを指定します。 |
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以上のような手順で、CDトラックデータを2つのブロックに分割完了。 |
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手順[3]〜[5]を繰り返せば、CDトラックデータを3つ以上のブロックに分割することも可能です。これは、収録曲が多い場合や、大きな文字を指定しているなどの理由でトラックデータが1ブロックで収まりきれないような場合にも有効です。
トラックデータオブジェクトの罫線をなくす方法 最小限の手間でトラックデータオブジェクトの罫線をなくすTipsをご紹介します。
●[選択ツール]を選択し、罫線をなくしたいトラックデータオブジェクトをクリックします。
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●[書式]タブを選択し、[線種]のプルダウンメニューから[なし]を選択します。
これらのテクニックを覚えて、見栄えのいいジャケットやレーベルを作成しましょう!
<木村公彦>
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