ミュージックCDデザイナー ユーザーズ倶楽部
   
 

   デザインサンプルを活用しよう        

  ミュージックCDデザイナー3には、CDレーベルやブックレットをデザイン/印刷する機能があります。今回は、CDレーベルやブックレットを作るための方法について紹介しましょう。

  みなさんは、ミュージックCDデザイナー3のCD-ROMにCDレーベルやブックレットのデザインサンプルが収録されているのをご存知ですか?(インストール時に「ジャケットデザインのサンプル」をチェックした方は、すでにハードディスクにインストールされています)  
  イラストやデザインするのが苦手という人は、このサンプルデータを利用しましょう。

  ミュージックCDデザイナー3のデザインサンプルは、未インストールの方は製品CD-ROM内の「デザインサンプル」というフォルダに、インストール済みの方はプログラムフォルダ内の「サンプル」 というフォルダに、プログラムフォルダ内に格納されています。このフォルダは、さらにlove/misc/music/NewYear/season/wedding/X'masといったフォルダで分類され、いろいろな用途のCDジャケットのデザインが用意されています。




  また、一番利用する「ミュージック」のフォルダには、23種類のCDデザインファイル(.CDD)があります。これならイラストやデザインが苦手な人でも、読み込むだけですぐにいろいろな音楽ジャンルのジャケットデザインに活用できます。





  さらに、CDデザインファイルの中には、「ダブルクリックしてください」とすでに文字が入ったものがあります。この「ダブルクリックしてください」と書かれた部分をダブルクリックすると、仮想CDデッキまたはCDナビで表示されているCDトラック情報を自動的に貼り込むことができます。これは便利!
  このほか、テキストオブジェクトをダブルクリックすると[テキストの編集]ウィンドウが開くので、ここで文字を書き換えれば自分だけのデザインができあがります。







  なお、ファイルメニューやツールバーの[開く]でデザインファイルを開くと、CDレーベル、インレイ、ブックレットなど全てのデザインデータが読み込まれますが、[インポート]を行なった場合は、別のデザインファイルから現在デザイン画面に表示している部分のデザインデータだけを取り込むことができます。
  これで、CDブックレットとCDレーベルを、別のデザインサンプルを元にデザインするといったことも可能です。

   印刷の前にちょっとひと工夫        

  CDブックレットやCDレーベルなどを印刷する際、プリンタの給紙の位置によっては印刷したい場所と印刷される場所が微妙にズレてしまうことがあります。
  このような場合は、[環境設定]ウィンドウの[デザイン]タブにある印刷オフセット値を入力。印刷位置を調整しましょう。





 最初にオフセットを設定せず、[環境設定]ウィンドウの印刷オプションで「枠線の印刷を行なう」をチェック。[印刷レイアウト]ウィンドウで用紙を「印刷調整用(基準点(50mm×50mm)」を指定して印刷を行ない、ズレを計測します。その後、ズレの長さを印刷オフセット値として入力しましょう。

  また、CDブックレットやCDレーベルなどの背面全体に色や画像を配置する場合、印刷のズレによって、色や画像が印刷されず白く残ってしまうと非常に見栄えが悪くなってしまいます。
  こんなときは、[デザイン]タブ−[背景]タブにある「塗り足し」を設定しましょう。
  1〜2mmほど塗り足しを行なうと枠の外側にまで色や画像が印刷されるので、多少印刷位置がズレてしまっても、色や画像が印刷されず白く残ってしまうことがありません。





 みなさんも、お気に入りのベストコレクションCDを作ったら、キレイなCDブックレットやCDレーベルを作って楽しみましょう!

<木村公彦>


 
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