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「ミュージックCDデータベース」とは、インターネット上でアクセスが可能な、音楽CDの各種の情報を収めたサイトです。
最初にこのジャンルのサイトとしてサービスを開始したのは、アメリカの「CDDB(http://www.cddb.com)」です。このサイトは、1993年にCDのタイトルやアーティスト、曲目などをオンラインで検索できるサービスとして開始され、その後、ディスクを識別し、データベースから自動的にCD情報を検索し、アクセスしたユーザーの元へ結果を出力するサービスへと発展しました。
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CDDBのページ。現在では検索した結果のCDがすぐに買える、販売サービスなども行っている
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ちなみにCDDBという名称は、“Compact Disc DataBase”から名付けられています。
現在では「ミュージックCDデータベース」といえば、こうしたデータの自動検索が可能なサイトということになっています。
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現在発売されている音楽CDは、非常に多くのタイトルがありますが、ミュージックCDデータベースは、どのような方法で目的のCD情報を判別しているのでしょうか。
実は、非常にシンプルな仕組みになっていて、CDに納められた「曲数」と「各曲の演奏時間」からディスクを識別するのです。
となると、「曲数とそれぞれの演奏時間ぐらいだったら、簡単に同じデータを持ったCDが見つかってしまい、データベースの意味があまりなくなってしまうのでははないのだろうか?」という疑問が浮かびます。
しかし、実はこうした例はあまりありません。なぜならCDの1曲あたりの時間の情報は、60分の1秒単位という非常に細かいデータとして記録されているのです。
1曲だけであればともかく、複数の曲が収録されているCD場合は、すべての曲が同じ長さという確率は非常に小さいため、実際に使う上では問題とはならないのです。
余談ですが、一部の音楽用CDプレーヤーでは、CDごとにユーザーが設定した曲順などを記憶しておき、以降はCDを挿入するだけで指定した曲順で聴ける機能を持った製品があります。こうした製品も、基本的には同じ技術を使っています。
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ミュージックデータベースのサイトはいくつかありますが、現在もっとも代表的なものとしては、アメリカのGracenote社(http://www.gracenote.com/)が運営しているCDDBが挙げられるでしょう。先ほども紹介した“元祖ミュージックCDデータベース”です。
CDDBは、歴史に裏付けられた大量のCDデータを収録しているのが最大の魅力ですが、対応しているソフトウェアも多いのが特徴です。もちろん、ミュージックCDデザイナー3も対応しています。なお現状では、CDDBサーバは機能を拡張した“2”へと移行しつつあります。
また、ミュージックCDデザイナー3がサポートしているサイトとして代表的なものが「KCDB」です。これは、株式会社エイム(http://www.aim-inc.co.jp/)が運営する、Gracenote社公認の“日本語をサポートした、日本版のCDDBサーバ”です。 |
以前のCDDBは、日本語を扱うことができなかった点と、日本で発売されているCDの情報が少なかった点から、日本のCD情報に関しては、このKCDBが代表的なサイトとなっています。
ただし、エイム社とGracenote社は2001年4月に業務提携を発表したため、現在は両者の統合が進められているところです。KCDBサーバにある情報は、CDDBサーバへの移行が行なわれています。
また、同じくエイム社が運営しているMIDB(Music Information DataBase)という、検索用データベースも、日本のCD情報に関しては代表的なものといえます。このサイトは、CD情報のアクセスではなく、ユーザーが直接各種のキーワードを入力してCDを検索することが可能なサイトです。ミュージックCDデザイナー3では、このMIDBにもアクセスすることが可能です。
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KCDBとMIDBを運営する株式会社エイムのページ。オリジナルCDプレーヤーソフトなど、シェアウェアの販売も行っている
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CDDBサーバへの実際のアクセス手順に関しては、ミュージックCDデザイナー3に内蔵されている「CDDBクライアントソフトウェア」がバックグラウンドで行ないます。そのため、CDDBサーバへの情報のアクセスなどは、まったくユーザー側で行なう必要がありません。
ただし、CDDBにアクセスする際には、インターネットの接続環境と、いくつかの設定が必要になります(この設定手順に関しては、ユーザーズマニュアルの「最終章
リファレンス」にある「Part4 ミュージックデータベースの設定について」というページをご参照ください)。
こうした登録さえ終了していれば、ミュージックCDデザイナー3側で行なう操作としては、
1.必要な音楽CDを挿入し
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2.メニューバーに表示された[CDDB]ボタンを押す
という2ステップのみで、情報検索が可能です。また、環境設定でCDDBに自動的に接続する設定にしている場合は、音楽CDを挿入するだけで自動的に検索までが行なわれます。
登録された情報はCDナビの情報として(CDナビについては第6回掲載予定)、ユーザーによる加工や、デザイン機能で各種印刷フォームへの転用が可能となります。
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サイトに接続可能な状態であれば、CDを入れてこのボタンを押すだけでアクセス可能だ
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(ハッシー)
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