音楽CDを作成するには、手持ちの音楽CDやカセットテープなどからCDライティングソフトに曲を取り込み、これをCD-R/RWディスクに書き込むというのが基本的な流れです。しかし、音楽CDをいくつか作成していると、それだけでは物足りなくなってきます。
例えば、ライブ盤CDを取り込んだ場合トラックが自動的に分割されて間に無音が入ってしまうので、これをつなげて演奏させたい。あるいは、雰囲気が異なる曲の前半と後半を分けて、別々に収録したい。または、異なる音楽CDから複数の曲を収録したときに、音量レベルを揃えたい。カセットテープから取り込んだ曲のノイズが気になる。収録する曲の音質を変えたい、といったようにいろいろな欲求が生まれてきます。
このような欲求を実現してくれるのが音楽CDにおける「編集機能」です。
ワープロソフトでの文書作成・編集では「切り取り」「コピー」「貼り付け」といった操作を行なったり段落を区切ったりして文書が読みやすいように体裁を整えたりしますが、音楽CD作成の編集も同様に、曲(トラック)に対して様々な音響効果(エフェクト)を施すことで聴きやすくしたり、曲の一部をカットしたり繰り返したりあるいは複数の曲を重ねることで演出効果を加えたりといったことが行なえます。
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