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日本大学 教授 鈴木邦成
近年、ビジネスにおける物流の重要性が高まっています。物流を取り巻く環境がこれまで以上に大きく変化しているのです。
省人化、自動化、無人化が進む物流・ロジスティクス領域で起こっているテクノロジーの革新やサプライチェーンの最適化に関連する大きな胎動を「シン・物流革命」と命名しておきましょう。
『シン・物流革命』は「新」でもあり、「真」でもある物流革命が進展していることを表しているのです。
東京大学教授であった林周二による『流通革命』(1962年)から、60年の歳月が流れましたが、その間、何度も「流通革命」「物流革命」という言葉が使われてきました。
しかし、いずれも本格的な「革命」には至らず、部分的な革新に終わってきました。そのために「革命」という言葉の訴求力も落ちてしまいました。
けれども、ようやくいま、物流テック企業が物流オペレーションの省人化、完全自動化、無人化を進め、「物流が変わることでビジネスモデルが大きく変わる」という革命的な事象が発生しているのです。
そしてその時代を象徴するキーワードが「シン・物流革命」というわけです。「シン」という表現が使われているフィールドはここにきて加速度的に増えていますが、物流にこそふさわしい表現のように思えます。
そこでここでは、シン・物流革命により発生したロジスティクスインパクトを紹介していきます。
物流エコノミスト、日本大学教授。博士(工学)(日本大学)。主な著書に『シン・物流革命』(幻冬舎)『物流DXネットワーク』(NTT出版)『トコトンやさしいSCMの本』(日刊工業新聞社)がある。物流・ロジスティクス・SCM関連の学術論文、雑誌寄稿なども多数。専門は物流およびロジスティクス工学。