物流倉庫レイアウト・マテハン機器提案ソフト 物流倉庫3D | メガソフト

ユーザー事例

CASE STUDY

物流倉庫3Dは多くの企業様にお使い頂いています。
ユーザー様に活用法・導入効果などお話を伺いました。

競合では「物流倉庫3D」によって差が出せる。
我々の強みになる。

競合では「物流倉庫3D」によって差が出せる。我々の強みになる。


SBSリコーロジスティクス株式会社
営業開発本部 グローバル営業統括部

執行役員 副本部長 兼 部長  工藤安則 様
営業開発第二部 営業第二課長  福井 翔 様
営業開発第二部 営業第二課   田中大樹 様

SBSリコーロジスティクスは1964年の創業。1997年にリコーロジスティクスとなり、2018年、SBSグループに参入。2019年からSBSリコーロジスティクスへと社名変更した。
そのSBSリコーロジスティクスでは、お客様への提案に「物流倉庫3D」を活用している。 従来、レイアウト作成では、Excelを活用していたが、苦労が伴っていた。もっと簡単にできるツールはないかと考えていたことから、「物流倉庫3D」に興味を持ったとのこと。
SBSリコーロジスティクスの工藤安則さん、福井翔さん、田中大樹さんにお話を伺った。

導入理由

  1. Excelでレイアウトを作成する苦労があった
  2. プレゼンテーションでは3Dや動画でアピール
  3. お客様に「新しいことをやっている」と
    思わせることが大事

導入理由

  1.  Excelでレイアウトを作成する苦労があった
  2.  プレゼンテーションでは3Dや動画でアピール
  3.  お客様に「新しいことをやっている」と思わせることが大事

Excelでレイアウトを作成する苦労があった

―― 業務内容を教えてください。

工藤
SBSリコーロジスティクスは、かつてはリコーの物流子会社でしたが、今ではSBSグループの一員です。

SBSグループはM&Aで成長を続けていますが、M&Aをするのは総て物流関係の企業であることが特徴です。他にも東急電鉄や雪印、古河電子、東芝などが出資した会社があります。成長戦略のために機能と人材を確保し、安価で高品質な物流を提供できる体制を作り、世の中に貢献することを目指しています。
福井

そのなかで、我々、営業開発本部 グローバル営業統括部は、国内はもちろん、東南アジアを中心に、アメリカ、ヨーロッパにも日本品質の3PL(サードパーティー・ロジスティクス)を提供する部署になります。

左から工藤さん、福井さん、田中さん

―― メガソフトの「物流倉庫3D」はどうして知ったのですか?

工藤

2021年に開催された「関西物流展」にSBSリコーロジスティクスとして初めて出展しました。
私も現場に赴き、空いている時間にさまざまな企業のブースを見学していたのですが、そこでメガソフトさんの「物流倉庫3D」を知りました。見たとき「面白そうだ」と思いました。

―― なぜ、面白そうだと思ったのですか?

工藤

弊社のメンバーは、クライアントに提案する物流倉庫のレイアウトを作成する際、Excelで一生懸命に作っていました。

自分自身、同じ作業を経験しており、その苦労は理解していました。もっと簡単にできるツールがあるんじゃないかと考えていたことから、「物流倉庫3D」に興味を持ちました。
カタログをもらいに立ち寄ると、対応してくれた営業の方が、その場でノートパソコンを開いてシミュレーションをしてくれました。操作はパーツを並べてドラッグして配置して行くだけ。真っ新な状態から1分くらいで完成する。2Dだけでなく3Dにもすぐに変わる。「これは凄い」と思いました。
費用を聞くとそれほど高くない。メンバーがレイアウト作成にかけている時間を金額で換算すると充分にペイできると思いました。無料でトライアルができるというので、言い方は悪いのですが、スタッフに「この玩具を使って遊んでみろ」と言って渡しました。遊び感覚で試し、良ければ正式に契約しようと考えました

Excelより数倍早く、見栄えのいいレイアウトが完成する

―― 福井さんはそれまではExcelを使っていた?

福井

私は入社して17~18年くらい経つのですが、直近10年間倉庫や工程を設計する部隊におりました。途中、海外にも駐在していましたが、やはりそちらでも設計をしていました。
その設計ではExcelで図形を一つずつ並べ微調整し、苦労しながら作業をしていました。

―― 「使って遊んでみろ」と言われていかがでしたか?

福井

提案しなければいけない事案が数件あったので、すぐに使ってみました。マニュアルがあり、スターターキットがあるので、スタンダードなものはすぐに設計できます。それに改良を加えるだけで良いので、3~4時間あれば簡単なワンフロアの倉庫の設計図は作れました。もちろん、凝れば時間はかかりますが、Excelより数倍、早くにでき、しかも見栄えがいいのは確かです。
正直なところ、今までやっていた方法から新しい方法に変える、挑戦するということに対して抵抗感はありました。ただ、活用できるのなら活用する、良くなければ使わなくともいいとのことだったので、気軽に取り組むことができました。
やってみると、とても楽に使えますし、スピードも速い。肉体的な疲労も軽減される。私にとって「物流倉庫3D」はとても使い勝手の良いものでした。

―― 田中さんはいかがでしたか?

田中

私は入社して10~11年くらいですが、ずっと支社で営業を担当していました。今の部署に就いたのは最近のことです。そのため、Excelで設計をすることはおろか、レイアウトを作成する経験もありません。
それでも、「物流倉庫3D」は、1~2日で基本的な操作を覚えることができました。私のような物流設計の初心者でも使えたツールなので、誰でもすぐに使えるツールだと思います。
ただし、分からないところは福井に聞き、メガソフトのサポート窓口にも1日に5~6回電話して使い方を聞きましたが(笑)。

―― 電話したときのサポート対応はいかがでしたか?

田中

とても感じよく対応してもらえました。担当の方も画面を開きながら、「ここを操作してください」「あそこを操作してください」と具体的に優しく教えてくれました。

―― トライアルを経て、導入していただいわけですが、他社とは比較検討はされなかったのですか?

工藤

他社の製品を調べる必要はありませんでしたね。「関西物流展」でのデモが決め手になりました。ツールにCADがありますが、覚えるまでが難しいのが欠点でした。それに比べると操作が簡単。また、リーズナブルなことも良かったところです。

プレゼンテーションでは3Dや動画でアピール

―― 「物流倉庫3D」のどういうところが役立っていますか?

福井

レイアウトを作るとき、お客様から物流データをいただき、1パレットに何個くらい乗せられるかを計算します。すると何個のパレットが必要だと割り出せます。そのパレットを真っ平に置くと、とんでもない面積が必要になるので、3段、4段のラックを入れます。最終的に保管スペースには何坪が必要で、ラックはいくつが妥当かを計算して、お客様に最も安くできる方法を提案します。
Excelでレイアウトを作るときは、四角を作り、その四角の数を数える必要がありました。するとどこまで数えたのか分からなくなるときもあります。そのため途中で数を控えておいて、最後でトータルを出していました。 それが、「物流倉庫3D」では数が自動で集計できます。逆に、この数のラックを入れたいというときも、数が自動で分かるので、あといくつが必要とすぐに分かります。

工藤

ラックを置く場合、どこに置いても良いわけではありません。物流では動線がもっとも重要です。動線を長く取るのか、短くスネークにするのか?こういうことも計算しなければなりません。同じ面積でも柱の数によって置き方は変わってきますし、使う倉庫によっても変わってきます。
また、お客様が固定資産にお金をかけるのか、ランニング作業にお金をかけるのかといった、お客様の考え方でも変わってきます。
そのため、実際の現場での実測値や経験値が大切でした。しかし、「物流倉庫3D」だと比較的簡単に作成・表現ができます。

―― 「物流倉庫3D」でレイアウトを作成し、お客様に提案されていかがですか?

福井

「物流倉庫3D」を使うようになってまだ、3か月程ですが、現在、6社ほどに提案させていただいています。「物流倉庫3D」を使って描いたレイアウトはお客様にとても好評です。

―― 提案はどのようなスタイルで行うのですか?

福井

提案書だけを提出する場合もありますし、プレゼンテーションでご説明することもあります。
プレゼンでは、「物流倉庫3D」を用いて3Dで動かしてお見せすることもあります。人や動力車の視点で見せられるのは効果的です。動画も見せられるのでいろいろと活用しています。
やはり、Excelで描いた2Dと「物流倉庫3D」で描いた3Dでは印象が全く違います。それに、Excelの提案書は物流関係の方なら想像できますが、決済をする経営層の方には2Dではイメージがしにくいものです。3Dだと納得していただけるということはあります。

田中

私もプレゼンに同席するのですが、見たお客様は「おおっ」と驚きます(笑)。

お客様に「新しいことをやっている」と思わせることが大事

―― お客様はどういうところなのでしょうか?

福井

SBSグループに加わる前は、リコーという、OA機器メーカーの物流子会社だったため、精密機器のお客様がメインでした。今は精密機器以外にも、Eコマースや食品関係、日用雑貨といった過去、チャレンジしてこなかった業界のお客様が多くなってきました。

―― 提案の方法も変わってきましたか?

福井

提案の方法が変わる部分はあります。入庫されたモノを保管して出庫する、という形から、Eコマースだと保管せずに入荷で受けて仕分けしたらそのまま出庫する場合もあります。そのような方法は今まで提案したことはありませんでした。「物流倉庫3D」に助けられる部分もあるかと思います。

工藤

SBSグループ全体として今後、ECの物流に力を入れて行こうと考えています。ECと言っても常温から冷凍とさまざまなものがあります。多種多様な形状も違うものに対応して行かなければなりません。そのときに「物流倉庫3D」が必要になってくると思います。

福井

省人化としてロボットを使うことが多くなりました。「物流倉庫3D」では最新機器のアイコンも充実しているのでとても便利です。

―― 今は、どれくらいの頻度で「物流倉庫3D」を使っているのですか?

工藤

案件は来るときは大量に来ます。終わったと思ったらまた来る、その繰り返しです。ずっと忙しい状態ですが、10件提案して1件受注できるという世界。常に提案書を作成していなければなりません。
多くの場合、競合なので同じような提案のときに、「物流倉庫3D」だと差が出せます。「SBSリコーロジスティクスは新しいことをやってくれそう」と思わせることが大事です。

―― 今後の展望を教えてください。

工藤

1ライセンスでスタートしたのですが、追加でもう1ライセンスを契約させていただきました。別の物流の設計をする専門部隊でも使いたい、取引先のマテハン商社も使いたいと言うので紹介しました。同じ仕組みを入れることでデータの共有もできますからね。

福井
我々は業界の最先端を行く為に、「物流倉庫3D」を活用することでお客様にもアピールすることができます。「物流倉庫3D」は我々の強みになると思っています。
工藤
だから、他社には売らないで欲しい(笑)。それは冗談ですが、他社も「物流倉庫3D」を使い始めると思います。みんなが使うようになってからでは遅い。我々としてはお客様に「おおっ」と驚いてもらえる間にどんどん使って行く。すると他社が同じようなツールを導入して提案しても、「これは、SBSリコーロジスティクスで見た」となります。
福井
今後は提案件数を増やして行きたいですね。「物流倉庫3D」を活用して我々の提案を理解していただく。そして我々の実績を伸ばして行きたいと考えています。
工藤
あと、海外でも展開したい。海外の現地営業に「物流倉庫3D」を使って提案書を作成して、プレゼンしてくれるところまで持って行ければと考えています。そのためには「物流倉庫3D」の英語版対応にも期待しています。

―― ありがとうございました。

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