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新事業「省人化・ロボティクス化営業支援サービス」にも物流倉庫3Dを活用

新事業
「省人化・ロボティクス化営業支援サービス」
にも物流倉庫3Dを活用

株式会社フジテックス
九州本部 WEB事業部

山口 桂 氏

総合商社・株式会社フジテックスが、物流業・倉庫業のお客様に向けて情報発信するWebサイト”物流倉庫プランナーズ”や、セミナーの開催等をご担当されている山口氏。
物流倉庫3Dを使って感じたことや、同社が取り組む「省人化・ロボティクス化営業支援サービス」での物流倉庫3Dの活用法などをうかがいました。

導入理由

  1. 現状の倉庫や機器メーカーの詳細図面を提出する前段階で、可視化ができる
  2. 無数に配置するラックの数を正確にカウントでき、すぐ見積もりを出せる
  3. 使い方を詳しく知らなくても直感的に使える

契約の前段階で図面を出せないか、と思っていた

――「物流倉庫3D」導入までの経緯を教えてください。

山口

弊社の物流事業部門では、物流倉庫の省人化・ロボティクス化を提案しています。
概算として、ラックが何台くらい必要かをシミュレーションするのですが、以前はメーカーに頼んで図面を描いてもらっていました。
正確な図面なのですが、(契約の)確度が高くないと図面を依頼できないですし、図面ができるまでに時間がかかっていました。 ですので、仮の図面を自社で描いて出せないか、と考えていたところ、物流倉庫3Dに出会いました。
デモを見せてもらって”面白いな”と思いましたし、もっと高価じゃないかと思いましたが、比較的安価で使えるのは非常にありがたいなと思いました。
CADは使ったことはないですが、物流倉庫3Dは使い方を詳しく知らなくても直感的に使えて、便利さを実感しています。

▲山口氏の作業環境。
手描き図面のスキャン画像を見ながら、物流倉庫3Dで3Dイメージの作成中。

物流倉庫を3Dで描くことのメリット

――ご評価ありがとうございます。
物流倉庫3Dは倉庫内を”3D”で表現できるところが特徴なのですが、倉庫の3Dイメージを描くことについて、どのようにお考えでしょう?

山口

ロボットを導入するときは、無数に棚を入れます。その時に図面上に棚を並べてみて、思ったより通路幅がとれないとか、ここにスペースがあるからもっと入れようとか、そういうことを検討します。
3DCGで表現することの良さは、ラックがただの四角い箱ではなく、ロボット用の棚かそれ以外の棚やラック類かが見た目でわかりやすいことですね。

▲無数に棚が並ぶ倉庫内。
3Dイメージなら、ロボット用の棚かそれ以外の棚かが見た目でわかる

また、倉庫を俯瞰で見られるというのもメリットだと思います。
先日、あるお客様から、倉庫内を整理したいけれどどこから手を付けたらいいかわからないので、倉庫の全体像を把握したい、というご相談をいただきました。そこで、現状を把握するために倉庫全体を物流倉庫3Dで描いて差し上げました。
お客様は自社の倉庫を俯瞰では見られないので、全体像がよくわかると大変喜んでいただきました。
そのお客様は自分たちでレイアウトを考えるときのために、物流倉庫3Dを導入したいともおっしゃっていましたね。

▲AGVを導入したピッキングの様子も3Dだとわかりやすく伝わる(山口氏のお話を元にメガソフトが作成)

他には、梱包のラインを考えるときですね。機器類を配置したうえで、人がどう流れて、動線をどうするかを考えるのにも3Dイメージは有効だと思っています。

「省人化・ロボティクス化営業支援サービス」での物流倉庫の活用法

――貴社の「省人化・ロボティクス化営業支援サービス」にも物流倉庫3Dをご活用いただけると伺いました。

山口

はい。
弊社が今年(2021年)スタートさせた「省人化・ロボティクス化営業支援サービス」は、新規荷主獲得に向けて、物流企業様のロボット化のお手伝いをするというサービスです。

これまでは、ロボットを導入したい倉庫にフジテックスが提案してきましたが、今回の新サービスは、物流企業様の営業活動や、コンペに勝つための支援を行うというものです。
倉庫業者が契約を取るために、データ分析、設計、コンペに向けたプレゼン資料の作成、プレゼン同行なども弊社が代行します。
そのときに、物流倉庫3Dの集計機能や、イメージパース等を活用しています。

▲「省人化・ロボティクス化営業支援サービス」のイメージ図。
 ロボット導入後の倉庫内イメージ作成などに、物流倉庫3Dをご利用いただいている

――貴社の新サービスにお役立ていただけて光栄です。
  今日は貴重なお話をありがとうございました。

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