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- 【新着パーツ使ってみた-09】気になるあの外観、中はどんな間取りだろう?住みこなしている人は外観までも手を抜かない。
【新着パーツ使ってみた-09】気になるあの外観、中はどんな間取りだろう?住みこなしている人は外観までも手を抜かない。
2024.05.02
こちらは夕方のイメージ。
暖かい影ができてよい感じになりました。
3D編集画面で「背・前景/映込」→「昼夕夜」→「夕」で設定。
背景もきれいな夕焼け雲の空に変更してみました。
メガソフト・データセンターでは毎週3Dパーツを公開しています。
今週は外壁材のテクスチャ、主にタイル仕上げが追加されました。
建築をする場合は本当にたくさんの部材の積み重ねで一つの空間や建物が出来上がっていきます。
よく聞く「家一軒建てるのに幾つの部材が使われるか」という問いの答えは「およそ10万点」だとか。その主な部分は家の中に使われますが、外装だって大切な家を形成する部分。選定にも気が抜けません。
外観にもトレンドがあって、デザインやテクスチャにもその時代でよく見かけるスタイルがあります。最近私がよく見かけるなと思うものが3つあります。
一つ目は窓デザイン。
枠がスリムになったなということ、滑り出し窓やFIX窓をデザインして網戸のないすっきりとした外観にすること。
二つ目は屋根。
庇を深く、屋根形状は片流れなどシンプルに。外壁面とのバランスが美しく、夏の暑さは庇で防ぎ、太陽光パネルなどを乗せやすい形状にすること。
そして三つ目は、外壁材の上質な組み合わせ。
手仕事の仕上げ材や天然の建材でバランスよく構成し外構の植栽や街並みに調和して新築なのに街に馴染んだ建物であること。
建物の外装に使われる建材のクオリティが高くなり、さらにカラー展開など選択の幅広がったからでしょうね。
そんなことを思いながら新着パーツから選んだのは、グレー系で凹凸がしっかり表現された外装材(NH外壁AE030)です。
シックなカラーで主張は控えめながらも落ち着いた質感の良さを漂わせるこの素材。住みこなしているのは50代の子育てを終えたご夫婦を想定しています。庭木にも興味がでてきて年々植栽が増えていく様子が目に浮かびます。
全面に張ると重くなりがちですので、コーナー部分やデザイン柱を巻き込む形で取り入れました。道路に面している敷地なので思い切って正面に窓を設けないというデザインも。プライバシーを守りながら必要最小限の開口部を設け、間取りを工夫して暮らすスタイルはそこにお住まいになる方の取捨選択を乗り越えた完成形のような気がします。
ぜひトレンドを反映した新着パーツの外装材を使ってイマドキデザインの建物を作ってみてくださいね。
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※新着パーツはパーツパレットの一番下で見つけやすくできます。
「名前順」や「サイズ順」になっていれば「新着順」に、さらに「クラウド素材」にチェックを入れてご確認ください。
※データセンターについて
メガソフトの3Dデザイナーシリーズに収録されている住宅素材データを含む、58,000点以上のデータ(3Dオブジェクト)を提供しているインターネット上のダウンロードサービスです。
今週の新着パーツ
5月1日(水)公開の新着パーツです。
ニチハの外壁材のテクスチャを追加しました。ぜひご利用ください。
・外壁材(34点)