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【新着パーツ使ってみた-30】そこにあるのが単なるモチーフなのか、その名称がわかるのかで楽しさが何倍も変わってくる

メガソフト・データセンターでは毎週3Dパーツ(3Dオブジェクト)を公開しています。
今回は名作といわれる家具が追加されました。

 

 

追加された椅子(チェアAE08)をご覧になってピンときた方はどれくらいおられるでしょうか。
これは某コミックの最新号に描かれた椅子。
そのコミックはこれまで14巻の単行本が発刊されていますが、どの表紙にも著名な椅子が登場人物と共に起用されています。
それに気付いた時からこれまでの表紙を再確認したり、最新号にはどの椅子が使われるだろうと想像したり、
我ながらマニアックだなと思いながら表紙に使われる家具のことを本編と同じくらい楽しんでいます。

 

この椅子の名称は「ロビー・チェア」。
建築家フランク・ロイド・ライトによりデザインされました。調べるとイザベル・ロバーツ邸を設計した際にこの建物のためにデザインされたものだそうです。

背もたれが高く重厚な印象ですね。それもそのはず、この椅子はテーブルと合わせたときに座っている人がいない場合は、間仕切りとしての役割ができるような設計になっています。建築と家具の両方の役割を担っているマルチなデザインです。

 

フランク・ロイド・ライトの建築は直線を強調したプレーリースタイルが有名です。日本にも彼の設計した建物、彼のお弟子さんが関わった建物がいくつかあるので名前を知っている方も多いでしょう。

今回は椅子の意匠を活かしつつ日本のモダニズム建築を意識して空間を作ってみました。

 

大理石の塊のようなエントランス、ゆるやかなカーブの先にある開口。リズミカルな正方形の小窓も楽しい空間を作り出す要素になっています。

 

家具と建築のちょうどよいバランス。
一体化で生まれる様式美も、適度なハズし感も、そこがなんだか居心地がいいと思えるイメージが湧いてくるような3Dパースを作ることができました!
冒頭のコミックの表紙に使われている13の椅子もパーツとして取り揃えています。

 

ぜひ探して次回のプレゼンにそっと使ってみてくださいね。

 

では、最後に今回おつくりした空間を360度パノラマで。
マウス&指先でくるくる回してお楽しみください。

パースと文:三浦律子 DESIGN ROOM主宰/インテリアコーディネーター(ICA関西所属)
注文住宅の設計や分譲マンションの設計変更などに従事し、現在は大阪でフリーランスのインテリアデザイン・コーディネート業務をしています。歴史ある建築物や美術品を見ることが好きです。 https://www.instagram.com/design_room_planetary_life/ 

※新着パーツ(テクスチャ)はテクスチャパレットの一番下で見つけやすくできます。 「名前順」や「サイズ順」になっていれば「新着順」に、さらに「クラウド素材」にチェックを入れてご確認ください。

データセンターについて

メガソフトの3Dデザイナーシリーズに収録されている住宅素材データを含む、58,000点以上のデータ(3Dオブジェクト)を提供しているインターネット上のダウンロードサービスです。

今週の新着パーツ

11月13日(水)、11月20日(水)公開の新着素材です。ぜひご利用ください。

◆11月13日
大建工業の畳
 カーテン・ラグ(6点) ※パーツ
 床材(6点) ※テクスチャ

◆11月20日
ノンブランド
 ダイニング(3点)
 花・植栽(13点)
 
 

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