オープン外構・セミオープン外構・クローズド外構
外構スタイルについて
外構には、オープン外構やクローズド外構といった外構スタイルがあります。 どちらのスタイルにするかお悩みの方も多いはず。そこで今回は建築のプロである一級建築士、酒井浩司先生に外構スタイルについて解説いただきました。
酒井先生プロフィール
設計事務所を経て、香港にて店舗開発&プロジェクトマネジャーとして、フィレンツェの建築事務所Studio63と共に、香港、台湾、東京等のアジア地区の店舗出店に携わる。楽しい空間の提案、新しい和の創造や廃材、端材を利用したプロダクトの開発など、生活が楽しくなるそんなものづくりを構築。プロデュースから、インテリア、建築、プロダクト等あらゆるクリエイティヴワークに従事。
国士舘大学理工学研究所特別研究員。九州女子大学(教授~2022年3月)。第一工業大学(現:第一工科大学)(客員教授~2018年3月)。「SIA×DESIGN=HAPPINESS」を合言葉に、活動を行っているデザインユニット代表。
■sia-furniture.com代表 ■公益社団法人日本インテリアデザイナー協会理事 ■大手前短期大学/神戸芸術工科大学 非常勤講師
1:オープンスタイル
開放的なデザインで、門扉やフェンスがないスタイルです。オープン空間であり、庭などでのプライバシーの確保が少難しくなります。外からの視線が入りやすくなるため、配慮が必要になるスタイルです。
2:セミオープンスタイル
部分的な仕切り(汎用品の使用も可能)を設けるスタイルで、幅広いデザインが可能です。隣地との区画分けが明確になります。
塀や門の高さによっては、外からの視線が入りやすくなるため、プライバシーの配慮が必要です。
3:クローズドスタイル
塀や門扉で囲まれたスタイルです。
家族だけのプライベートガーデン(庭)が可能になるスタイルです。パブリック的な活用をするアプローチエリアから、建物エリア&ガーデンエリア(庭のスペース)を高い塀や門によって、エリアを分断する方法です。
いわゆるプライベートな縁側のある昔々の屋敷の形式です。デザインによっては、視線を気にせず暮らせるスタイルが可能となります。