3DマイホームデザイナーPRO 導入事例

パーツがバラせることを知ったとき「使える!」と思いました

【エクステリア】Grass & Leaves
唐津 攝子 氏

テーマ:エクステリア、外構、パース

大阪府豊中市でエクステリア・ガーデンの設計を手がけているグラス&リーブスの代表唐津攝子さんは、工務店や設計事務所とコラボして外構の設計に従事する傍ら、専門学校やカルチャースクールでガーデンデザインやフラワーデザインの講師も務めるなど幅広く活躍されています。
今回は3Dマイホームデザイナーによる効果的な外構プレゼンパースの作成法についてお話を伺いました。

[ 「Grass & Leaves」のホームページ ]

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エクステリアのプレゼンパースは無機質なものばかり

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3Dマイホームデザイナーと手描きの併用も
有効なプレゼン手法。住宅の3Dパースに植栽を
手描きしながらお客様とイメージをすり合わせる

「住宅のプレゼンパースに描かれている外構はよく見る植栽ばかりでつまらないものが多いですね」
と唐津さんはいいます。住宅のパース画のほとんどは、当たり前ですが住宅が主役。植栽はそれを彩る添景としてなおざりなものになりがちです。
「同じデータをコピーペーストして作っているので、有機物なのに無機質な感じがしてしまいます」
このように植物を大切に考えている唐津さんは、手描きのパースでの提案を重視してきました。

「遊び」を許してくれる自由がある

そんな唐津さんが3DマイホームデザイナーPROを使うようになったきっかけは、ある物件で業界大手との競合プレゼンになったこと。
「コラボしている設計事務所が3DマイホームデザイナーPROを使っていて、どうせならガーデンプランのプレゼンにも使ってみようと思って」
今や住宅プレゼンに3Dは当たり前の時代。ガーデンプランでも3Dでのプレゼンは増えているので、今回の提案は3Dパースで多角的に訴求しないと競合の大手には勝てない、と唐津さんは考えました。
しかし、3DマイホームデザイナーPROに収録されている植栽素材だけでは自分の考える有機物としてのガーデンプランは作成できないため、なんとかならないかと解説書を調べていくうちに素材パーツがバラせることを知ります。
「あっ、これなら使える!と思いましたね。」
収録素材を分解して必要な部分を取り出したり、加工したりすることで、バリエーション豊かな植栽素材を用意できることに気づいた唐津さんは、一気に3Dマイホームデザイナーを手に馴染む道具にしていきました。
CADにはないユルさ、「遊び」を許してくれるこのソフトなら、アバウトかつ手っとり早くガーデンプランを作れます

「庭」の仕事は現場で変更を受け入れることも多いので、精密に作っても時間の無駄になることもあるのが現実。その点でも3DマイホームデザイナーPROならラフな配置ができるので、スピーディーにプランを作成できると唐津さんは言います。
あらゆる角度から確認できるのも3Dのいいところですね。どのアングルから見ても建物と植栽を心地よく共存させるのもガーデンプランナーの腕の見せ所ですから
手描きのパースだと、『こっちから見たらどうなってるの?』というお客様からの質問には対応できません。そんな時でも3Dならすぐに確認していただけるので、より効果的なプレゼンが可能になるというわけです。

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3Dマイホームデザイナーなら手軽に様々な角度からガーデンプランを確認してもらえる

下草の表情にこだわるパースづくり

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「花・植栽」パーツとして収録されている
フレームガーデン
(画像は「HKプランツフレーム003」)から
下草用パーツを取り出して使用する

「庭に有機物としての表情を出すには下草の存在が大切です」
庭のプランとして木は植えますが地面は芝生のテクスチャーでお茶を濁す、そんなパースでは魅力的なガーデンプランは提案できない、と唐津さん。
「木の下には『根締め』という下草を植えて根もとを固めるとともに木に表情を与えます」
残念ながら3Dマイホームデザイナーには、これらの下草になる素材がほとんど収録されていません。そこで唐津さんは既存の素材を分解・加工して、下草としてあしらえるパーツを自作してしまいました。
「花の素材データを分解して花を取って草だけにしたりしてます、おもしろいモノでは『フレームガーデン』の素材の中に使えそうな植栽を見つけたのでそれを取り出してつかったりしてますね」


こうやって工夫して用意した下草素材を丁寧にあしらいながら、庭全体のバランスにも配慮することで、非常に魅力的な存在感のあるガーデンプランのパースができあがるわけです。

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庭木、庭石、下草まで丁寧に配置された
ガーデンプラン

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お客様提出用の画像はPhotoshop Elementsで
最終加工し、雰囲気のあるイメージに仕上げる


こうして丹精込めたプラン提案が功を奏して、今回の競合プレゼン物件のオーナー様、特に奥様の心を動かしました。『今後歳をとってくれば家に居る時間は今よりも長くなっていくのだから、その時心地よく暮らすのに庭はとても大切』とおっしゃり、インナーガレージが興味の中心だったご主人の目も、庭に向いてきたとのこと。
これからも3DマイホームデザイナーPROを駆使して、魅力的なガーデンプランを提案していきたいと力強く語る唐津さんです。


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