テーマ:リフォーム、3Dパース、プレゼン
福岡県北九州市で介護リフォームを中心に手がける株式会社神崎工務店では、2003年頃から3Dマイホームデザイナーによるプレゼンをおこなわれています。
これからますます重要になる介護リフォームの提案にどのように3Dを活用されているのか、代表取締役の神崎嘉博氏に伺いました。
[ 株式会社神崎工務店のホームページ ]
神崎工務店は創業以来30年、一貫して介護が必要な方のためのリフォームを中心に工務を手がけていますが、介護リフォームは年々増加しており、直近の10年では800件もの施工を請け負われたとのこと。神崎社長は、その経験を買われて理学療法士や介護士を対象にした講演会も行われている、介護リフォームのプロフェッショナルです。
「介護士や理学療法士の方はもちろんその道のプロフェショナルですが、たくさんの障害のある方の家を手がけてきましたので、どんな障害を持ってる方がどんな動きが苦手なのかを私は熟知しています。その経験を講演会ではお話して日々の介護に役立てていただいてます。」
と話す神崎さん。そんな神崎さんの経験と人柄が評判を呼び、手がけるリフォームはほとんどが紹介案件とのことです。
「新築住宅を建てる施主様は夫婦と子供だけという方が多いですが、リフォームとなるとご両親からお孫さんまでたくさんの方が関係します。多人数の方の意見を引き出し、まとめるのに3Dマイホームデザイナーは役立っています。」
という神崎さんのプレゼンは、リアルタイム3Dで見せることがほとんどだそうです。たくさんの人に同時に見てもらうには、紙のプレゼンボードではサイズが小さすぎるというのがその理由。
お客様の自宅でリアルタイム3Dで
プレゼンをしている様子
「みなさんに同時に提案内容を見てもらうために大画面でのプレゼンを昔から実施しています。かつてはノートパソコンとプロジェクターを持参して、壁に映して見せてました。最近は大画面テレビに直接パソコンがつなげられるのでより簡単に見せることができるようになりました。」
リフォームに関わる家族全員でプランを見ながら詳細を決めていくのが神埼さん流。リアルタイムで操作をしながら出てきた意見を元にその場でプランを修正していくのだそうです。
「3Dマイホームデザイナーは操作が軽くて簡単なので、すぐに修正・変更ができるのがいいですね。」
会社に持ち帰ることなくその場ですぐに変更提案をすることで、施主との信頼感も増し、契約締結までの期間短縮にもつながっているようです。
「PRO6から高低差のある敷地の作成が容易になったので、スロープが作りやすくなりました。」
と神崎さん。介護リフォームの主要な工事に段差の解消がありますが、その方法のひとつとしてスロープを提案するのに3DマイホームデザイナーPROの敷地作成機能が有効とのこと。
また、段差問題を解決する方法として専用の機械を設置するという方法もあるそうです。
「段差解消機という機械があります。小型のリフトみたいなものですが、これを玄関先の階段などに設置して車椅子を載せて昇降させるんです。」
この段差解消機の設置の様子もリアルタイム3Dならわかりやすく見せることができるとのこと。
「玄関回りは門扉などがあって空間的に狭いので、写真やパース図では全体像がわかりません。3Dでウォークスルーさせて見てもらえば隠れている部分もよくわかるので、理解してもらいやすいんです。
神崎工務店が目指すリフォームは、「お客様の生活にマッチしたリフォーム」。神崎さんの経験をもとにプランニングした提案がどれだけ施主の生活とマッチしているかを確認してもらうためにも、3Dマイホームデザイナーは有用なツールになっているようです。