テーマ:面積計算、高低差のある敷地作成、間取り図
工務店や建築設計事務所など、家を建てるプロフェッショナルにお使いいただいている3DマイホームデザイナーPROですが、家を建てる前段階の土地を扱うプロである不動産業界でも、実は3Dマイホームデザイナーを活用されている方がいらっしゃいます。今回は小田原で33年間不動産を売買されている老舗、相模不動産の府川 勝氏にお話を伺いました。
[相模不動産のホームページ ]
相模不動産は、小田原市を中心に土地の売買から賃貸仲介までを総合的に取り扱う不動産会社ですが、営業課長の府川さんは主に土地売買を担当されています。間取り検討や3Dパースを作成するソフトである3Dマイホームデザイナーを、土地売買にどのように活用されているのでしょうか。
「3Dマイホームデザイナーの敷地機能を便利に使ってますよ。たとえば住宅用土地を購入する際に、その土地にどれくらいの広さの区画がいくつとれるだろうか、というのを検討する際にとても役に立つんです。」
府川さんは土地購入を検討する際、その土地を3Dマイホームデザイナーの敷地作成機能で作図したあと、多角形の部屋を敷地内に作成して区画を切っていくとのこと。部屋のサイズ表示は畳数から平米数に切り替えられるので、画面上で区画に見立てた部屋のサイズを変更すると、それに併せて平米数がリアルタイムに再計算され、区画検討がスピーディーに行えるというわけです。
「開発分譲地などでは、1区画何平米以上という条件が付いていますので、その条件を満たしながら区画を検討することが簡単にできるんです。ソフト導入前は手書きでやっていたので、非常に手間がかかってました。」
これは、不動産業の方ならではの、3Dマイホームデザイナー応用法ですね。
府川さんの3Dマイホームデザイナーの利用法は平面プランだけではありません。3Dによるプレゼンテーションも大いに活用されています。
「造成前の土地売買にも役に立ってくれてますよ。道路へのアプローチやスロープなど、造成後のイメージを3Dでお客様に見せることで、契約締結までの期間を短縮できるんです。」
土地売買の際、更地の状態ではお客様のイメージがわかず、「造成工事が完了してから決めるから」と、契約までの期間が長くなりがちだそうですが、3Dマイホームデザイナーの「高低差のある敷地作成機能」で造成後の状態を見てもらうと、安心して早い段階で契約に結びつくことがあるそうです。
また、条件付土地の販売時に、建築後のイメージを伝えてお客様に納得していただく参考資料としてモデルハウスを3Dで作成されています。
「条件付の土地はもちろんですが、条件の付いてない土地だけの売買の際も、『どれくらいの家が建つの?』と聞かれることがあるので、そんな時にもマイホームデザイナーで間取りやパースを作って説明しています。サービスなんですが顧客満足度アップにつながってますよ。」
一級建築士の資格も持っている府川さんだけに建物についてのフォローにも力を入れられているようです。
相模不動産では、賃貸物件仲介も手がけられていますが、物件の流動性が高い賃貸物件の間取り図も3Dマイホームデザイナーで作成しています。「店頭用の販促チラシに使う間取り図もマイホームデザイナーで作成しています。以前はフリーソフトを使ってたんですが、3Dマイホームデザイナーのほうが簡単でスピーディーに間取りを描けるので、今ではほとんど乗り換えました。」
店頭でお客様に見せる物件情報の間取り図は、自社内で作っているとのことですが、手早く間取り図が作成できる3Dマイホームデザイナーはここでも活躍しているとのこと。
間取り図から3Dパースまで、3Dマイホームデザイナーを幅広く活用されている府川さんです。