テーマ:マルチ提案
東京都港区赤坂の青山通りに面したオフィスビルに居を構えるキューブファクトリーは、住宅を中心に設計を手がける建築設計事務所です。
自然素材を使い、住人が健康で楽しく毎日を過ごせる住宅を設計コンセプトとし、3DCGによるパース制作を一手に引き受けています。
施主の夢を形にすべく、日々住宅をデザインし続けている建築家、柴田貴博さんにお話を伺いました。
「3DCGのパース作成ソフトを探していたんです。価格が安いのに機能が豊富な点が気に入って、3DマイホームデザイナーPROを選びました」と、柴田さん。
3DマイホームデザイナーPROを導入する前のプレゼンでは、施主への訴求力があるツールとして模型を活用していたとか。しかし、場所を取るうえに壊れやすく、使い勝手の良くないところがあり、また施主に進呈してしまうことも多いため、手がけた作品として記録に残すことが難しいというデメリットがありました。
「3DCGなら、外観は模型に匹敵する訴求力がありますし、屋内を緻密に表現できる点では、プレゼンツールとして模型以上だと思います。今は、模型・3Dパースそれぞれの長所を活かしたプレゼンを行っています」
「使い方が直感的にわかるので、導入してから1ヶ月くらいで仕事に使えるようになりました。いまでは、1プラン1日半のペースでプレゼン用のパースを制作しています」
外観のデザインに半日、屋内のデザインに1日、およそ1.5日でひとつのプランを制作している柴田さん。
施主から要望をヒヤリングした数日後には、複数のプランを用意して初回のプレゼンができるようになったそうです。
「いくつかのバリエーションを用意することは、施主に意気込みを伝えることにつながります。また、複数の選択肢を用意することで、施主が本当に求めているデザインや機能性をより明確にしていくことができます」
目に見える形で設計意図を共有できるため、微妙な意匠の違いなどで施主が迷ったときも、双方が思い違いのない決定をすることができるとのこと。
「3DCGという目に見えるツールによる提案が、実施設計に向けて具体的なプランを煮詰めていく作業を容易にしてくれました」
「施主の要望をヒアリングしながら、本当に求めていることを汲み取り、設計に落としていくことを心がけています。3DマイホームデザイナーPROは、それを視覚的に形にして提案できるツールだと思います」
施主からの要望は、具体的なものもあれば漠然としたイメージの場合もあります。そんな要望のひとつひとつを個々に実現するのではなく、全体として調和のとれた住宅をデザインしたい、と柴田さんは言います。
「施主の要望を取り入れながら、要望以上の提案を行うことを常に目指しています。3DマイホームデザイナーPROは、そんな提案をしっかりと施主に伝えていくことができる頼もしいパートナーです」と、建築家としての気概を見せる柴田さんでした。