テーマ:業者指示書、商業施設
第7回 3Dマイホームデザインコンテストプロフェッショナル部門受賞者の原 宏志さんは、静岡県で建築設計事務所を運営している一級建築士。
一般住宅はもちろん、デザイン性の高い商業施設や別荘など、多様な建築物の設計に携わっています。
コンテスト受賞作のような、躍動感あふれる作品を生み出す秘訣を伺いました。
「手描きでやっていた時からパース図のアングルにはこだわっていますね」と原さんは言う。
どの角度からどのように見せればもっとも効果的な表現ができるか、十分に時間をかけて検討するとのこと。見せたい部分はしっかりと作りこむ。
そのかわりに、見えない部分を作らずにすませることで、作業効率をアップさせているそうです。
「映画のセットのような感じで、見た目のインパクトを重視しています。アナログ感覚で作りこめるのも、3DマイホームデザイナーPROのいいところですね」
独自のこだわりを持ちながらも、道具として3DマイホームデザイナーPROを使いこなされている原さんですが、実際の業務ではどのように活用されているのでしょうか?
「プレゼン資料の制作効率がアップしたので、多様なバリエーションを提案できるようになりました」と言いながら、資料の数々を見ていただきました。
商業施設はもちろんのこと、住宅のプレゼンにもたくさんの外観・内観パースを用意されています。
「いろいろと他社を回った後に、うちに来られて『こんな提案がほしかったんですよ』と喜んでくださるクライアントさんもいらっしゃいます」とのこと。
多様なパースを簡単に描くことができるのは、CGならではのメリット。
さらに原さんは、業者とのコミュニケーションにも3DマイホームデザイナーPROを利用されています。
「CGで作成した家具や設備の画像に、素材や色などの設定を書き込んだ指示書を使っていますが、設計意図が伝えやすいので、打ち合わせがスムーズに進みます」
「3Dマイホームデザイナーの応用力には驚かされました」とおっしゃる原さん。
もともとは、大きなプロジェクトが終わって時間に余裕ができたとき、息抜きのつもりで触りだしたのが、3Dマイホームデザイナーとの付き合いの始まり。
自分でも使えるだろうかと半信半疑だったが、想像以上に簡単に操作できるうえに、住宅だけではなく、さまざまな建築物にも応用できることに驚いたそう。
「『マイホーム』という製品名から、住宅専用ソフトだと思っていたんですが、マンションや商業施設まで作ることができるんですね。これだけの機能でこんなに安く買えて、仕事にもバリバリ使えるなんて、とてもすばらしいソフトです」