ミュージックCDデザイナー3 ユーザーズ倶楽部

ミュージックCDデザイナー3のユーザーを訪ねて、どういう使い方をしているのかをレポートしちゃうコーナーです。

       
 

 

   
 
   



 

――ミュージックCDデザイナー3を知ったきっかけは?

佐久間
  ディスコのヒット曲をノンストップ・リミックスCDとして作りたかったんですよ。そこで、ノンストップ・リミックスのCDをうまく作る方法を探していたのです。  
  インターネット上のCD-R情報サイトなどを探しているうちに、ちょうどミュージックCDデザイナー3の公式紹介ページを発見したんですよ。  
  そこで機能一覧などを調べてみると、編集機能は多いし、レベルも調整できる。使いそうな機能が並んでいたんで、これは便利だなと思ったんです。  
  ちょうど発売記念キャンペーン中だったので、試しに買ってみようかと思って購入したというわけです。  
  で、実際に使ってみて、これは「使えるソフトだ」と思ったわけです。
佐久間さん宅のオーディオ機器
   

 

――作ったCDは、主にどう使われていますか?

佐久間
  自分でも聴きますが、友人に聴いてもらうこともありますね。

――ノンストップ・リミックスCDということで、曲数が多いですよね。

佐久間
  一曲を2分程度で繋ぎますから、だいたい35曲ぐらいを入れています。

――70年代後半から80年代ぐらいの曲が主ですね


佐久間
  そうです。ディスコの全盛期のユーロビートやディスコ・ヒットが主ですね。ちょうど、最近のクラブDJの間で当時の曲が再評価されているんですよね。  
  でも廃盤になっているものが多いので、やはり曲の入手は難しいですね。12インチレコードをインターネットオークションで手に入れて、レコードプレーヤーを持っている友人に頼んでテープに録音してもらうといったこともやりました。

――その他のソースは、やはりMDですか?

佐久間
  そうですね。光デジタル入力端子付きのサウンドカードを持っているので、必要があればMDも接続して使います。あとはMP3のファイルですね。
ノバックの「ReMiX 2000 with OptoBay 」が大活躍している

――作ってみたCDを友人に聴かせて、評判はどうですか?

佐久間
  うーん……。最初に作ったCDよりは最近作ったものの方が「腕前が上がった」と評価されることが多いですね。実際にお聞きになられますか?

――ぜひお願いします。腕前が上がったというのは、どこかポイントとなる点があったのですか?

佐久間
  やはり自然に聴こえることを重視するようになりましたね。繋ぎが粗いと目立ってしまいますからね。  
  実は最初、ミュージックCDデザイナー3でWAVEファイルだけ作って、他のCDライティングソフトでCD化してみたんですよ。そしたら、曲間にブランクが入ってしまったので、ミュージックCDデザイナー3で焼いてみたら上手くいきました。
  ……このあたりの繋ぎが評判の良かったところなんですが……。

――なるほど。とても自然に繋がってますね。ところで、どうしてこの年代のディスコサウンドにご興味を持たれたのですか?

佐久間
  自分が遊びに行くクラブなどでも、聴く機会が増えているんです。この年代の曲が流れるとウケがいいんですよね。
 

 

――ところで、自分の目標として考えているものに対して、ミュージックCDデザイナー3でどのくらいのものが作れますか?

佐久間
  そうですね……。結構やりたいことができるな、という手応えはあります。

――ありがとうございます。機能の数などに関してはどうですか?

佐久間
  かなり多いという感はありますね。ただ、ほしい機能がすべてあるかというと、そうではないですね。例えばクロスフェード機能で、フェードアウトは速く終わって、次の曲のフェードインはゆっくり……というように、手動でのフェードのような機能があるといいと思います。ただ、実はそういった機能も持っているのですか?

――1つの機能としてはないのですが、実はそれっぽい編集結果にするテクニックはあります。  
  フェード系の編集コマンドはフェードインとフェードアウトもありますので、早めにフェードアウトしたい曲に対して、あらかじめフェードアウトコマンドを使っておいて、その後クロスフェードなどで重ねると、そうした効果になりますね。


佐久間
  なるほど。実は自分も使っていたんですが、やはりそうした方法になるんですね。

――そうした要望はどんどん教えてほしいですね。佐久間さんはミュージックCDデザイナー3からお使いですが、実際に最初のバージョンからはそうした要望から生まれた、多くの機能が増えているんです。

佐久間さんは、編集機能のフェードイン、フェードアウト、クロスフェードを中心に利用されている
   

 

――ところで、他にもCDライティングソフトをお使いだったということですが、その上でさらにミュージックCDデザイナー3を選んでいただいた理由はなんですか。

佐久間

  音楽CDに特化したソフトなんで、使いやすいのではないだろうかと思ったんです。  
  実は最初に起動したときに、2つ並んでデッキの操作パネルが表示されたんで、「なんだろう?」とちょっと驚きました。  
  ただ実際に使っているうちに、2つあると確かに使いやすいというのがわかりました。仮想デッキに曲を登録して、次の曲をどれにしようかと考えている時など、曲名だけでは内容が思い出せないことがありますよね。  
  そうしたときに2つデッキが並んでいると、登録前の曲でも簡単に内容を聴ける。これは重宝しています。  
  ノンストップ盤の場合、繋げる曲のテンポが合うかどうかが問題になるので、何度も聴き直しつつ次の曲を探す――という作業が必要になるんです。そうした場合には本当に便利だと思いますね。
 
   

 

――デッキの操作パネルが2つ並んでいると違和感があるとおっしゃられましたが、DJとかミキシングの経験はなかったのですか?

佐久間
  全然ないですね。

――そうですか!! 曲がきれいに繋がっているので、きっとなにかの経験があるのではないかと思ったのですが、驚きました。

佐久間
  いや、もう40回も50回も試聴しながら、地味に繋げる曲を探すだけですよ。フェードの速度のタイミングを0.1秒ずつ変えたり、それでもダメならピッチシフトを使って合わせたりもしています。

――そのあたりの編集機能も使われるわけですか。

佐久間
  そうですね。もともとの曲が遅すぎる場合などは結構使ってたりしますね(笑)。
 
   

 

――たとえば、パソコンを使っている友人などに、ジュークボックスCDとして聞いてもらうということはされませんでしたか?

佐久間
  それは一度やってみたんですけど、あまり評判がよくなかったんです。というのは、自分の周りの友人は、みんな車の中で聴くのが主なんですね。ジュークボックスCDにすると、どうしてもパソコンが必要になってしまうじゃないですか。

――なるほど。車で聴くことが主なんですか。

佐久間
  ええ。ほとんどは車で聴いています。

――なるほど。ところで友人の方に聴かせたときに、「どうやって作った!?」とか聴かれることはありますか?

佐久間
  あ、それはありますね。「パソコンで作ったんだよ」って言ったら、「そんなこともできるのか」と言われたこともあります。

――やはり友人から評判がいいと、嬉しいですか。

佐久間
  それは本当に嬉しいですね。で、また次のを作りたくなってきます(笑)。ただ、ミュージックCDデザイナー3を購入してからパソコンに向かう時間が長くなったので、何枚も音楽CDをつくるのは、ちょっと嬉しい悲鳴っていう感じですか。

――こちらとしても、本当に嬉しい言葉です。本日は本当にありがとうございました。

できあがったCDはブックレットなどの印刷も施し、こだわった出来映えとなっている
   
 
戻る